オジー・オズボーンはロックが死んだのかという問いに一言、「自分はまだ生きている」と応じて否定している。
「ヘヴィ・メタル」を発明した先駆者としてしばしば語られるオジー・オズボーンだが、ブラック・サバスは1968年の結成以来これまでに19枚のアルバムをリリースしている。オジー・オズボーンはソロとしてもこれまでに11枚のアルバムをリリースしている。
ラジオ局「95ウィル・ロック」でジョン・ペリーのインタヴューに答えたオジー・オズボーンは、ロックは死んだのかという命題について反論を提示している。「自分はまだ生きているからね」と彼は語っている。「でも、俺は人生のうちにレコードの終焉を見ることになるなんて思ってなかったからね。俺はコンピューターもまったく使わないしさ。すっかり変わっちまったよな。たくさんの人々が今は音楽を盗んでる。だから、たくさんの人に余裕がなくなってるわけでね」
今後のキャリアについて訊かれると、すぐに引退するつもりはないことを明かしている。「死ぬ日までやるだろうなと思ってるんだ。仕事なんかじゃない。パッションなんだよ。素晴らしいよね。実入りもいいしね」
インタヴューの音源はこちらから。
ブラック・サバスは今年2月に故郷のバーミンガムでラスト・ライヴを行っている。その後、50年近くの活動を経てバンドが終焉を迎えたことを発表している。
16曲が演奏されたこのライヴは1970年発表の“Paranoid”で締めくくられている。81公演に及んだジ・エンド・ツアーの最終公演となったこの公演はフェイスブックでも生中継され、“War Pigs”や“Iron Man”、“Children of the Grave”といった名曲も披露されている。
昨年、オジー・オズボーンは最後のツアーの後も自身は音楽を作り続けることになると語っている。「引退したがってるのは俺じゃない、ブラック・サバスだ」と彼は米『ビルボード』誌に語っている。「俺は俺自身の音楽活動を続けていくよ。妻は断片的に情報をくれるのがうまいんだけどさ、当分は引退しないってことは分かってるよ」
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