モリッシーの友人であるジェイムス・メイカーが、モリッシーの若年期を描いた伝記映画を批判し、映画のトレイラーについて「不誠実」で「むしろ失礼だ」と述べている。
モリッシーの伝記映画『イングランド・イズ・マイン(原題)』はエジンバラ映画祭での初公開を受けて、先週トレイラー映像が公開されている。映画はイギリスで8月4日公開予定となっている。
トレイラー映像の公開を受けて、ザ・スミスの初期のライヴでステージ上で踊っていたことで知られ、その後レイモンドやRPLAといったバンドを結成しているジェイムス・メイカーは、フェイスブックでこの映画について「伝記映画ではなく、時代もののフィクション」だと述べている。
ジェイムス・メイカーは実際のモリッシーに反して「天然パーマでカーリー・ヘアの自閉的で、内気な人物が善意ある友人によってシンガーになることになった」と描かれており、「モリッシーがシンガーになれるのであれば、誰でもシンガーになれるというような前提はアーティストとしての彼の才能に対して不誠実だし、むしろ失礼だ」と続けている。
『イングランド・イズ・マイン』のトレイラー映像はこちらから。
ジェイムス・メイカーによるフェイスブックへの投稿はこちらから。
https://www.facebook.com/jemaker/posts/897064963775632
元々『スティーヴン』というタイトルだった『イングランド・イズ・マイン』は、モリッシー役を『ダンケルク』や『ア・ユナイテッド・キングダム(原題)』といった出演作のあるジャック・ロウデンが務めており、「ダウントン・アビー」に出演のジェシカ・ブラウン・フィンドレイがモリッシーの友人で写真家であり、ミュージシャンであったリンダー・スターリングを演じている。
映画は主にモリッシーの若年期を描いたものとなり、「疎外された子供時代を乗り越えて、現在のカルト・スターになるまで」の物語になるとしており、プロデューサーを務めたオリアン・ウィリアムズは先日、映画がモリッシーがジョニー・マーに出会ったところで物語が終わることを明かしている。
映画はマーク・ギルが監督を務め、ボールドウィン・リーと、イアン・カーティスの伝記映画『コントロール』でプロデューサーを務めたオリアン・ウィリアムズがプロデューサーを担当している。
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