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2016年が終わるのはまだ1ヶ月以上先のことだ。しかし、来たる2017年にリリース予定の注目すべきアルバムについて考えるのに、早すぎることはないだろう。

メジャー・レイザー

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ディプロ率いるメジャー・レイザーは、2017年1月にリリースが期待されるニュー・アルバムの収録曲のうち1曲を既に公開している。そのムーとジャスティン・ビーバーとの特大コラボレーション曲“Cold Water”は今のところ、アルバムからの唯一の判断材料だが、大いに期待できることは間違いないだろう。

デペッシュ・モード

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デペッシュ・モードは機が熟したと言っていいだろう。ロックの殿堂入りの2017年の候補ともなっている彼らは、ニュー・アルバム『スピリット』を来春にリリースすると発表している。シミアン・モバイル・ディスコのジェイムス・フォードがプロデュースしたというこのアルバムは、面白いものとなるに違いない。

クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ

Jordan Hughes /NME

Photo: Jordan Hughes /NME


クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのギタリスト、トロイ・ヴァン・リューウェンがこのほど、ジョシュ・オム率いるこのバンドが2017年の年明けまでにニュー・アルバムのレコーディングに入ることを明かした。しかし『ライク・クロックワーク』のようなサウンドを期待してはいけない。もっと「シンプル」なサウンドにしたいと考えている、と彼は語っている。

エミネム

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2016年10月、エミネムは約8分間の新曲“Campaign Speech”を公開した。この公開に合わせて彼は「心配しないで。アルバムを作ってるところなんだ! 完成まではこの曲を聴いててくれ」とツイートしている。曲を聴いた限りでは、今も怒りのエネルギーを失っていないようだ。

U2

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U2は2014年リリースの前作のアルバム『ソングス・オブ・イノセンス』に続き、2017年、『ソングス・オブ・エクスペリエンス』のリリースを予定している。バンドによれば、新作のため50曲以上を書き上げたとのことで、ファンは2017年の上旬にリリースされるのではないかと見ている。

ラン・ザ・ジュエルズ

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ラン・ザ・ジュエルズはニュー・アルバム『ラン・ザ・ジュエルズ 3』の発表に向けて準備を進めているが、彼らの地元アメリカで起きていることを考えれば、この作品は現在の政治に対する憤りが強く反映されたものになると予想される。このアルバムからの最初のシングル・カットとして公開された“Talk to Me”では、彼らのドナルド・トランプに対する考えがはっきりと表現されている。

デュア・リパ

Andy Ford/NME

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現在、イギリスのポップ界において最も期待できる新人の一人として、デュア・リパは既にシングル“Hotter Than Hell”と“Blow Your Mind (Mwah)”でもって注目すべき存在であることを立証している。2017年2月にデビュー・アルバムをリリースすることで彼女は、イギリスで最も刺激的な新人アーティストの1人としての地位を確立しようとしている。

チャーリーXCX

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ポップ界で最も刺激的で革新的、そして危険なスターであるチャーリーXCXは2017年にニュー・アルバムを引っさげカムバックする。彼女いわく、本作はパリス・ヒルトンに影響を受けており、「今までで一番ポップな作品」だという。プロデュースは、ブラッドポップやスターゲイト、また自身のレーベルでリリースした『ヴルーム・ヴルームEP』でコラボレーションしたPC MUSICのソフィーといった面々となっている。

スカイ・フェレイラ

 Matt Salacuse/NME

Photo: Matt Salacuse/NME


絶賛を呼ぶこととなったスカイ・フェレイラのデビュー・アルバム『ナイト・タイム、マイ・タイム』の発表から長い月日が経ったが、ついに2017年、ニュー・アルバム『マゾヒズム』がリリースされるようだ。詳細な日程はまだアナウンスされていないが、これまで何度も肩透かしを食らってきた分、幸運を祈りたい。

ジェイ・Z

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『ウォッチ・ザ・スローン 2』のリリースの話がまったく聞こえてこない今、希望はジェイ・Zのニュー・アルバムに向けた方がよさそうだ。噂では、「ホヴァ」の愛称を持つジェイ・Zは現在、2017年のリリースに向け準備を進めているらしい。

LCDサウンドシステム

Laura Palmer/NME

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ニューヨークのダンスの巨人、LCDサウンドシステムは2016年上旬に再結成した際、リーダーのジェイムズ・マーフィーは声明の中で、2016年の末までにはニュー・アルバムをリリースすると発表していた。今年中に何らかの作品が届けられることが期待されていたが、バンドがこの冬、スタジオ入りしている事実を考えると、少なくとも2017年の夏までは待たされることになりそうだ。待つ価値のある作品となることを信じている。

ザ・フレーミング・リップス

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ザ・フレーミング・リップスのフロントマン、ウェイン・コインによれば、ニュー・アルバム『オッツィ・ムロディ(Oczy Mlody)』は、「シド・バレットとエイサップ・ロッキーが出会って、未来のおとぎ話に紛れ込む」ような作品だという。アルバムのタイトルはポーランド語で「若い人の目」を意味するらしいが、ともあれ彼の不思議な説明の真偽は、発売日の2017年1月13日に明らかとなるだろう。

リアム・ギャラガー

DEAN CHALKLEY/NME

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2016年の夏、リアム・ギャラガーはワーナー・ブラザーズとの契約を発表し、同時にソロ・アルバムの制作に取り掛かっていることを明かした。クリエイション・レコーズの元オーナー、アラン・マッギーは、このアルバムは「リアムらしいもの」になるだろうと語った。さらに彼は続けて「マスコミは多分むちゃくちゃ嫌うんだろうけど、まあ、あいつらはいずれにせよ何でも嫌いだからな。みんながそれを気にするとも思わないしね。今は『ガーディアン』紙じゃなくて、ソーシャル・メディアで音楽は判断されるわけだからね」ともコメントしている。

エルボー

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これまでの作品からは「重厚感のある」「ヘヴィな」といった形容詞があまり馴染まないエルボーだが、2017年にリリース予定のアルバムでイメージを一変させることになるかもしれない。ガイ・ガーヴェイが先日、BBCラジオ2のジョー・ワイリーに対してこう語っている。「今回の曲には、僕らのイメージにない要素が少し入っているんだ。曲のテーマは毎度ながらいろいろだね。壮大なものだったり、この世界に対する懸念だったり。それから恋愛だったり、未来や過去に対して感じるところだったりね」

スピリチュアライズド

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1997年に発表したアルバム『レディース・アンド・ジェントルマン・ウィー・アー・フローティング・イン・スペース(邦題:宇宙遊泳)』が来年で20周年記念を迎えるスピリチュアライズドは、この作品のリイシュー盤ではなくニュー・アルバムの発売をもって節目を祝うという。タイトルは未定だが、同作からちょうど20周年の記念日6月16日に発売されることが決定している。

ウルフ・アリス

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華々しいデビュー・アルバム『マイ・ラヴ・イズ・クール』で音楽シーンを大いに席巻した北ロンドンのバンド、ウルフ・アリスは次作に向けて精力的に動いているようだ。レコーディングされた楽曲はまだ日の目をみる段階にはないが、今春のUSツアーでは新曲を披露している。“Yuk Foo”は、彼らの作品の中ではヘヴィ寄りな仕上がりで、“You Are A Germ”の、わめき声が全面的に続く感じのサウンドとなっている。

ハイム

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ロサンゼルスの姉妹トリオから成るハイムは、最近のセットリストで2曲の新曲、“Nothing’s Wrong”と“Give Me Just A Little Of Your Love”を演奏している。ハイムは『デイズ・アー・ゴーン』以来となる新作の制作活動を、だいぶ長いこと続けていて、今夏時点でもまだレコーディングは済んでいなかった。しかし、この長いトンネルにも出口の光が見えてきた。同トリオは、「重大な局面にある」という理由で、ヨーロッパのフェスの全日程をキャンセルした。なんとかレコーディングを終えて、来年中のどこかの時点で新作リリースが実現することを期待している。

フリートウッド・マック

Fleetwood Mac
フリートウッド・マックのクリスティン・マクヴィーは、クリスマスまでにはニュー・アルバムを完成させる予定であることを明かしている。2003年の『セイ・ユー・ウィル』以来となるアルバムは現在レコーディングの最中であり、「バライエティに富んだ作品となっている」模様である。

フランク・カーター

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フランク・カーターは、グッチのスーツを身にまとい、フランク・カーター&ザ・ラトルスネイクスでのニュー・アルバムの制作に乗り出した。ファッションよりも「血」や「怒り」といったイメージが強いフランク・カーターからは想像できなかったことだが、作品自体は彼のルーツに近いサウンドとなっている。フランク・カーターは特別イベントで集まったファンに対し、来年1月27日に発売予定である『モダン・ルイン』は「信じられぬくらい私的」で「生きることの苦悩や人間関係、愛する人だけでなく他人との人間関係、生と死にまつわる苦悩」をテーマとした作品だと語っている。ヘヴィなサウンドになりそうだ。

マリリン・マンソン

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マリリン・マンソンのニュー・アルバムはヴァレンタイン・デイに発売が予定されており、それはまるで「God Of Fuck(ファックの神)」を自称する彼自身よりロマンティックなものは存在しないと言わんばかりだ。新作は、本人いわく「『アンチクライスト・スーパースター』と『メカニカル・アニマルズ』を足して2で割ったような作品」であり、愛する人へのプレゼントに最適とコメントしている。

ロード

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ニュージーランド出身のロードは、ビヨンセやフランク・オーシャン同様にサプライズ・リリースをするのではないか、という憶測がファンの間で広まっている。もし『ピュア・ヒロイン』のような出来のアルバムとなれば、ポップ界において、ここ数年で最高の作品となり、音楽界の構図が変わるかもしれない。最新の音楽ニュースの通知をすべてオンにしておくといいだろう。

ゴリラズ

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アニメ・キャラクターで構成されるバンド、ゴリラズは、2011年の『ザ・フォール』以来、通算5作目となるアルバムのリリースを今年中に予定していたが、2017年になりそうだ。これは、アニメーターであるジェイミー・ヒューレットが「マジですごく特別なアルバム」で、「焦ることはできない」としたためである。ファンにとっては待つだけの価値がありそうだ。

ザ・キラーズ

Ross Gilmore/NME

Photo: Ross Gilmore/NME


ザ・キラーズは今年の9月に、5枚目のアルバムに向けたレコーディングを開始しており、ブランドン・フラワーズは「これまで数えきれないほどのライヴでプレイしてきた経験と、ファースト・アルバムを制作した当時の情熱をミックスした作品にしたい」と語ったという。ファースト・アルバム『ホット・ファス』と同じくらいの成功をつかめるかどうか、見ものである。

アーケイド・ファイア

JENN FIVE/NME

Photo: JENN FIVE/NME


アーケイド・ファイアのウィン・バトラーは、アメリカ最大級のネット掲示板のレディットAMAでファンに対し、ニュー・アルバムが2017年の前半に発売される可能性があることを明らかにした。彼は「決まったスケジュール」はなく、「完成した時に完成するだろう」としており、喜ぶのはまだ早そうだ。とはいえ、ワクワクするニュースであることに変わりはないだろう。

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