映画『オアシス:スーパーソニック』の監督を務めたマット・ホワイトクロスは『NME』に対する再審インタヴューで今後のプロジェクトでザ・スミスやアークティック・モンキーズの作品に取り組みたい意向を明かしている。
10月の公開以降、『オアシス:スーパーソニック』は大ヒットを記録しており、マット・ホワイトクロスは今後の願望について『NME』に語っている。
動揺のプロジェクトをやってみたいバンドについて念頭にあるバンドはあるかと訊かれて、マット・ホワイトクロスは次のように答えている。「そんなの、たくさんあるよ! 僕が憧れて聴いてきた人に限っても、ザ・スミスのようなバンドは大好きだしね。アークティック・モンキーズも好きだしさ。トム・ウェイツも好きなんだ。レナード・コーエンは僕が成長するにあたって大きな存在だったしね。ジョニ・ミッチェルもそうだよ」
「問題というか、ちょっとした問題になるのは、オアシスの場合、たくさんの素材があったということなんだよね。こうしたミュージシャンの歩みはすごく豊かなものだしね。どうやって語るべき瞬間を決め込めるというんだよ?」
「ジョニ・ミッチェルであれば10ないしは20くらいの映画が作れるよ。それはプリンスでもボウイでもレナード・コーエンでも同じことだしね。どこから始めて、どこで終わるかっていうね。連作を作らないのであれば、それを試行錯誤しなくちゃならない。そして、最も映画的な方法で語るのにはどうしなきゃいけないかっていうね」
「分からないけど、提案にはオープンだよ。もし誰かが映画を作って欲しいというのであれば、僕はいつだって考えるよ」
また、マット・ホワイトクロスは『スーパーソニック』でギャラガー兄弟と取り組んだのに較べ、もすザ・スミスの映画があればモリッシーとジョニー・マーと取り組むのは大変だと語っている。
「僕が死んでしまうような体験になるかもしれないよね」と彼は冗談を飛ばしている。「今、ジョニー・マーの自伝を読んでいてね。彼らは少なくとも一度は会ったみたいだけど、僕らには実状はわからないよね。もし彼らが映画をやりたいんであれば喜んでだけどね。ジョニー・マーのマネージャーは友人だから、いつか電話をしてみて様子を見てみるかもしれないね」
マット・ホワイトクロスは最近のアーティストではM.I.A.と仕事をしてみたいと語っている。「彼女は魅力的なキャラクターを持ってるからね。パーソナリティにもいろんな側面があるしね。彼女には誰よりも興奮できるしね。彼女には政治的な部分もあるし、音楽と歌詞には哲学的な側面もあるしね。彼女の人生について物語るには多くの面白いところがあると思うんだよね」
マット・ホワイトクロスはこのインタヴューでリアム・ギャラガーのソロ・アルバムのデモ音源を聴いたことも明かしている。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.