トーキング・ヘッズのフロントマンであるデヴィッド・バーンが、神経科学の展示イベントを開催することを発表している。
声明によれば、「神経界隈の展示イベント」と題された今回のイベントは、「夢中になってしまう、劇のような科学実験」であり、15の認知神経科学分野の機関が発表した研究結果が展示されることになっていて、デヴィッド・バーンと、テクノロジー投資家のマラ・ガオンカルが共同で企画したものとなっている。
デヴィッド・バーンは『ニューヨーク・タイムズ』 紙に対して次のように語っている。「僕たちは、普通の研究所が行うような実験をするつもりはないんだ。もっとエンターテインメントに、まるで演劇のように、既存の研究を新しく生まれ変わらせたいんだ」
「今回の取り組みから、他の研究所が学べることはたくさんあるはずだよ。だって学生50人からデータを収集するだけじゃなくて、1000人の、人種も年齢も異なる被験者からデータを採ることができるかもしれないんだからね。科学っていうのは『もっと即興性を帯びていて、クリエイティヴな世界』なんだ」
顔の表情を頼りに、選挙結果を的中させることができるかを試す実験や、人がいかにして自分自身の身体を頼りとして目の前の物体の大きさを知覚しているかを知る実験などが用意されている。
イベントは、カリフォルニア州メンローパークにあるペース・ギャラリーにて、現地時間の10月28日から3月31日まで開催される予定となっている。
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