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デーモン・アルバーンはネットフリックスでゴリラズの映画を作る計画が頓挫した理由を明かして、それがアルバム『クラッカー・アイランド』に繋がったと語っている。
ブラーやザ・グッド・ザ・バッド&ザ・クイーンとしても活動しているデーモン・アルバーンは2020年の時点でNetflixとゴリラズに関する映画について話し合っていることを明かしており、翌年にはイラストレーターのジェイミー・ヒューレットと共に制作に取り掛かっていると語っていた。
当時、作品についてはゴリラズの「長編映画」になると評されていたが、その後2年間の延期を経て、デーモン・アルバーンはプロジェクトを断念して、「実現することはないだろう」と語っていた。
今回、デーモン・アルバーンとジェイミー・ヒューレットはプロジェクトが頓挫したことに触れて、この苦境が8作目のアルバム『クラッカー・アイランド』に繋がったと語っている。
ジェイミー・ヒューレットはアップル・ミュージックのゼイン・ロウとのインタヴューでゴリラズの映画制作再開の可能性を否定して、制作に長い期間がかかることが分かって思いとどまることになったと語っている。
「25年前だったら映画を作るのもよかったんだけどね。でも、今、映画を作るということを考えると、まったく興味がないんだ。まったくね。面白いアイディアでもないし、独創的なアイディアでもないからね」
「ネットフリックスと話をした時、『君たちがやりたいことは何でもやっていい。必要なだけ資金を提供する』と言われたんだ。それで僕らは『最高だ』と思っていたんだ」とジェイミー・ヒューレットは続け、デーモン・アルバーンと共に「素晴らしいアイディアをいくつか持っていた」ものの、「制作の進捗があまりにも遅い」ことに気づいて興味を失い始めたと明かしている。
「一緒にやっていた人が辞めてしまって、ネットフリックスは『心配しないで、別の人を見つけるから』と言ってくれたんだけど、『始まるまでに、また1年間話し合いが続くのか』ということになって、それで自分たちも撤退することにしたんだ」
デーモン・アルバーンも「永遠にも思えるほど長く待たされた」と口を挟み、ジェイミー・ヒューレットはその時点で作り始めた音楽が最終的に『クラッカー・アイランド』になったと語っている。
「待っている間にアルバムができてしまったんだ」とジェイミー・ヒューレットは続けている。
デーモン・アルバーンは2023年の時点でネットフリックスの映画が制作の初期段階で終わることになったことを明かしており、アニメーション部門の予算削減に気づいたことが終了の理由だと語っていた。
「映画を作っていたストリーミングのプラットフォームが撤退したんだ」とデーモン・アルバーンは当時語っている。「あまりにコンテンツを作りすぎていることに焦りを感じ、向こう側が映画作品の数を減らすことにしたんだ」
アルバム『クラッカー・アイランド』は2023年2月にリリースしており、サンダーキャット、テーム・インパラ、スティーヴィー・ニックス、バッド・バニーらが参加している。
ゴリラズは今年になって最新作『ザ・マウンテン』をリリースしている。デーモン・アルバーンは自身とジェイミー・ヒューレットが父親を亡くしたことでインドを旅したことがゴリラズの新作のインスピレーションになったと語っている。
「ジェイミー・ヒューレットと私は共に父親を亡くしたんだ」とデーモン・アルバーンは語っている。「そして素晴らしい魔法のようなインドへの旅があった。インドは悲しみを受け止めるのに非常に面白い場所だった。というのも、インドでは死に対して前向きな考え方があるんだ」
「イングランドは死への向き合い方が苦手なんだ。ある意味、このアルバムは父たちへの人生を称える伝統に則っている」とデーモン・アルバーンは続けている。「今までやったことのないことをやってみたんだ。ヴァラナシでガンジス河で泳いでみたりね。ガンジス河のほとりで遺体が焼かれるのを観たりもした」
「イングランドでは遺体を火葬する時に遺体を見ることもない。すぐに覆いをかけて、火の中に入れ、小さなカーテンを閉めて終わりになる」とデーモン・アルバーンは続けている。「ガンジス河のほとりではどの家族も遺体を布で包んで焼いている。あらゆるところで焼かれている。24時間行われて、何千年も続いている。私は父の遺灰を持っていって、河に撒いたんだ。すごく美しかったよ」
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