
Photo: Andy Ford for NME
カサビアンはニュー・シングル“Hippie Sunshine”をサプライズでリリースして、2026年夏にロンドンのフィンズベリー・パークで大規模公演を行うことを発表している。
カサビアンは“G.O.A.T”のリミックス音源がイギリスのテレビ局「スカイ・スポーツ」の2025/2026プレミア・リーグ放送のテーマ曲となることが発表されていたが、“Hippie Sunshine”についてサージ・ピッツォーノは「来年の大規模公演に向けた曲だと思っている」と語っている。
「すごく考えたわけじゃないけど、思いついたんだ。アダム・カーティスが手掛けた過剰な個人主義に関するドキュメンタリーを観て、逃避だけが唯一の答えのように思えるこの場所でどれだけ見失っているかについて考えたんだ」
「私たち全員を一つにし、繋げてくれる何かを見つけられないのは残念だよね。曲のタイトルはそこから来ているんだ」
サージ・ピッツォーノは曲の途中でメロディが大きく変化する部分にも誇りを感じていると語っている。
「ルー・リード/エルトン・ジョンのセクションはすごく誇りに思っているんだ」とサージ・ピッツォーノは語っている。「バンドのDNAはそこにあるんだ。ちょっとしたサプライズが大好きなんだよ。グラムなストンプ・ナンバーからああいう風にギア・チェンジするのが面白いよね。3回や4回聴いてもらえると、あそこが待ち遠しくなるはずだよ」
「あの曲を初めて聴いた時の感動を味わうために、あんなに聴き込まなければよかったと心から思うよ。初めてこの曲を聴いた時は素敵な体験になる。『何が起こったんだ?』という感じで、ライヴでもすごくハマると思うよ」
“Hippie Sunshine”は来年のリリースが予定されている通算9作目のアルバム『アクトIII』に収録されるという。新作についてサージ・ピッツォーノは歌詞が「人生そのもの」「すべてを理解しようとすること」について扱っており、サウンドについては「ギターの世界にいる自分たち」が見られるだろうと語っている。
「またギターに夢中になったんだ」とサージ・ピッツォーノは語っている。「毎日リフが生まれてくるような感じなんだ。素晴らしいよ。スタジオでインスピレーションを探している時、今の自分にはギターがしっくりと来る。素晴らしいギター・レコードへの道筋が見えるんだ」
カサビアンは合わせて7月4日にロンドンのフィンズベリー・パークで大規模公演を行うことを発表している。サポート・アクトとしてルイス・ダンフォード、レーザーライト、マイルズ・ケイン、ザ・ケイズ、SOFYが出演することが決定している。
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