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ザ・スミスのドラマーであるマイク・ジョイスは自伝『ザ・ドラムス』を刊行することを発表している。
マイク・ジョイスはソーシャル・メディアで11月6日に自伝が刊行することを発表している。HMVではマイク・ジョイス本人のサイン入り限定ハードカバー本も販売される。
HMVによる書籍紹介によれば、「自称世界一のザ・スミスファン」の視点からバンドのありのままの姿をファンに届けるものになるという。
本書はザ・スミスの膨大な記録にまったく新しい何かを加えようとしているわけではないことも明らかにしている。「ザ・スミスの歴史を扱った書籍には長年にわたって起こった出来事を百科事典のように記述したものが欠かせないでしょう。しかし、マイク・ジョイスによる正直で、面白く、極めて人間らしい回想録はザ・スミスのファンが待ち望んだものです。本書はザ・スミスのメンバーであるというのがどんな感じだったかを伝えてくれます」
本書『ザ・ドラムス』はザ・スミスのメンバーにとって3番目の回想録となる。第1弾はモリッシーが2013年に刊行した『モリッシー自伝』で、第2弾はジョニー・マーが2016年に刊行した『セット・ザ・ボーイ・フリー』となっている。
2023年に亡くなったベーシストのアンディ・ルークは自伝を刊行していないが、トニー・フレッチャーによるインタヴュー本『ア・ライト・ザット・ネヴァー・ゴーズ・アウト』が2012年に刊行されている。
ベーシストのアンディ・ルークが亡くなったことを受けて、マイク・ジョイスはザ・スミスの再結成の可能性について昨年次のように語っている。「他の人たちは他のアイディアを持っているだろうが、私としてはアンディ・ルークがいないのなら、ザ・スミスの再結成はあり得ないと思っているよ」
今年5月、マイク・ジョイスはピート・ドハーティのソロ・ライヴに参加して、“Panic”や“How Soon Is Now?”といったザ・スミスの曲を演奏している。
今年6月、ジョニー・マーは「途轍もない」金額だったザ・スミスの再結成のオファーを断った理由について語っている。「信条の問題も少しあったけど、自分もバカじゃないからね。雰囲気が正しくないと思ったんだ。途轍もない金額だったけど、自分のやっていることが好きだったし、そっちのほうが楽だったからね。そういう状況なんだよ。これまで以上に最高の曲を書いてみたいし、素晴らしいパフォーマーになりたいんだ」
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