Photo: Henry Diltz

スパイナル・タップはエルトン・ジョンと共演した“Stonehenge”の音源がミュージック・ビデオと共に公開されている。

スパイナル・タップは1984年公開の『スパイナル・タップ』の続編となる映画『スパイナル・タップII:ジ・エンド・コンティニューズ』が9月12日に全米公開されることが決定している。映画はクリストファー・ゲスト、マイケル・マッキーン、ハリー・シーラーの3人が架空のヘヴィ・メタル・バンドを演じるもので、エルトン・ジョンやポール・マッカートニーがカメオ出演することが報じられていた。

映画公開に合わせて『ジ・エンド・コンティニューズ』と題されたアルバムも9月12日にリリースされることが決定している。アルバムには13曲が収録され、9曲の新曲と4曲の人気の楽曲が収録されるとのことで、アルバムにはエルトン・ジョンのほか、ポール・マッカートニー、ガース・ブルックス、トリーシャ・イヤウッドが参加している。

アルバムからは最初の楽曲としてエルトン・ジョンと共演した“Stonehenge”の音源がミュージック・ビデオと共に公開されている。

今回の新音源はエルトン・ジョンが持ち前のパワフルで特徴的なヴォーカルを披露し、激しいギター、轟くドラム、そして渦巻くシンセサイザーが加わったものになっている。“Stonehenge”はスパイナル・タップの伝説において欠かせない曲の一つで、オリジナルの映画の中でバンドが高さ18フィートのストーンヘンジを注文したにもかかわらず、実際にはわずか18インチのバージョンが届いたというシーンが存在する。

アルバム『ジ・エンド・コンティニューズ』のトラックリストはこちらから。

映画『スパイナル・タップII:ジ・エンド・コンティニューズ』については先週、本格的なトレイラー映像が公開されている。

昨年、監督のロブ・ライナーは『エンパイア』誌のインタヴューで冒頭ではシンガーのデイヴィッド・セント・ハビンズ、ギタリストのナイジェル・タフネル、ベーシストのデレク・スモールズがスパイナル・タップの解散後に何をしていたかが描かれると説明している。

「ナイジェルはベリック・アポン・ツイードでチーズとギターの店をやっているんだ」とロブ・ライナー監督は語っている。「ナイジェルはホイッスルとマンドリンを演奏する地元のフォーク・バンドに参加していて、エレクトリック・ギターを弾いている。そうした、ちょっとしたシーンがあるんだ」

ロブ・ライナーは次のように続けている。「デイヴィッド・セント・ハビンズはカリフォルニア州モロベイに住んでいて、『ザ・トラブル・ウィズ・マーダー』という犯罪実録ポッドキャストの音楽を書いている。彼は電話の保留音の曲なんかも書いたりしている」

「デレクはロンドンで暮らしていて、新グルー博物館のキュレイターをやっている。彼は世界中の接着剤のキュレーションをしていて、接着剤の歴史も扱っている。彼はフィルハーモニー管弦楽団とも共演していて、悪魔は邪悪なカツラをつけているという内容の交響曲を書いたんだ。“Hell Toupée”という曲だよ」

2022年、ロブ・ライナーは『NME』に対して続編について次のように語っている。「続編をやることになるとはまったく思っていなかった。ただ、話はしていて、うまくいくかもしれないアイディアを思いついたんだ。うまくいくかは分からない。やってみるつもりだよ。ハードルはすごく高いよね。やるべきかどうかについても話し合ったよ。でも、言ったんだ。『見てみろ。俺たち全員70代だぞ。楽しむための時間がどれだけ残されているんだ?』ってね」

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