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ブラーのベーシストであるアレックス・ジェームスは労働党が計画している農家への相続税の導入について自身の見解を語っている。

今月、回想録『オーヴァー・ザ・レインボー』を出版したアレックス・ジェームスは2000年代の活動休止中に農家に転向している。それ以降、アレックス・ジェームスはチーズの世界で名を馳せ、ニュー・オーダーの“Blue Monday”にちなんだ名前のチーズも発売している。

チャンネル4のクリシュナン・グル=マーシーの新しいインタヴューでアレックス・ジェームスはブラーの活動後に農場を買うという「ありがちな」決断をしたこと、政府が一部の農家の資産に相続税を導入することについて語っている。

アレックス・ジェームスは何もやることがない時期に農業に乗り出した時のことを振り返り、口蹄疫や狂牛病といった農家の直面している課題に言及しながら「テレビで農家を観る度に、それは大抵男性なんだけど、涙を流していたんだよね」と語っている。

「本当に、本当に苦しい時期だった」とアレックス・ジェームスは続けている。「今、農家っていうと、(テレビ司会者の)ジェレミー・クラークソンが笑い転げているのを想像するだろうけどね」

アレックス・ジェームスは20年間いかに農場に労力を費やしてきたかについて語りつつ、当時考えていたほど独創的な行動ではなかったことを認めている。

「農場を買うなんて未知の世界に飛び込む無謀でロマンチックな大冒険だと思っていたことを覚えている。でも、その後にロックの本にありがちな、よくある行動だと気づいたんだ」とアレックス・ジェームスは語っている。「死ぬか、農場で暮らすかのどっちかだよね」

労働党による相続税の農家への適用について訊かれるとアレックス・ジェームスは次のように答えている。「相続税はいつからかかることになるんだっけ?」

アレックス・ジェームスは次のように冗談を飛ばしている。「相続税がかかるようになる前に子どもたちが僕を殺そうとしないか、ちょっと心配だよね。『父はチーズで滑って、ひどい事故だったんです』みたいにね」

アレックス・ジェームスの農場の近くに農場を構えるジェレミー・クラークソンは友人かと訊かれると、アレックス・ジェームスは「ジェレミーのことは本当に大好きなんだ」と応じている。

今年、アレックス・ジェームスはコッツウォルズにある自身の農場で音楽と食の祭典であるビッグ・フェスティバルを開催している。ヘッドライナーとしてベッキー・ヒル、ミニストリー・オブ・サウンド、スノウ・パトロールが出演している。

ブラーはこの1年にわたって大きな1年を過ごしており、日本でもドキュメンタリー・フィルム『ブラー:トゥー・ジ・エンド』と『ブラー:ライヴ・アット・ウェンブリー・スタジアム』は2025年1月31日より角川シネマ有楽町他にて全国順次ロードショーされることが決定している。

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