コールドプレイのクリス・マーティンは批判をする人々から「悪口を言われるのも当然」と語っている。
2000年にデビュー・アルバム『パラシューツ』をリリースして以降、世界的な名声を獲得してからもコールドプレイは多くの批判を受ける格好となっている。しかし、クリス・マーティンは全世界から愛されていなくても問題ないことを明かしている。
米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューでクリス・マーティンは次のように語っている。「誰もが同じものを好きな社会で暮らすなんてひどいことだからね」
特にコールドプレイのアンチについてクリス・マーティンは次のように語っている。「僕らなんてすごく言いやすい楽な標的だよね。反撃したりもしない。イングランド出身の4人による中流階級の白人だからね。僕らのやってきたことに悪口を言われるのも当然だよ。僕らが世界各国で演奏できるのにも理由があり、その一部は必ずしも健全と言えないものもあるからね」
クリス・マーティンは批判を受けることについての自身の考え方を語っている。「世界平和について語る時、それは自分の内面のことも言っているんだ」
「自分を嫌いにならないようにするのは日々大切なことだ」とクリス・マーティンは続けている。「外からの批判は忘れてしまえばいい。内部からの批判もかな。それが今は重要なことなんだ。意識的にあらゆる物事へのアプローチとして愛の旗を振ろうとしているんだ」
「多くの人々に自分の哲学を伝えられる集団というのはそんなに多くない。だから、そうしているんだよ。同時に耳を傾ける必要もある。諦めて、ひねくれて、口さがなくなり、隠れて、全員のことを嫌いになってしまうようなことはしない。そうはなりたくない。そそられることもあるけどね」
クリス・マーティンは次のように述べている。「おそらく芝居がかって聞こえるんだろうけどね。ディズニーランドの言葉みたいだよね。『さあ、誰もいがみ合っていない場所で数時間を過ごしてみましょう』なんてね。『地球上で二番目に幸せな場所。コピーライト、コールドプレイ』って感じでさ」
先日、コールドプレイは『NME』のインタヴューで音楽についても他人の反応は気にしていないと語っている。「2008年頃からだけど、今は曲として、あるいはアイディアとして本物だと思えるものが降りてきたら、やることにしているんだ。他の人がどう思おうが関係ないんだよね」とクリス・マーティンは語り、最新作『ムーン・ミュージック』について次のように評している。「朝起きた時に自分自身について、世界について、ひどい気分になっている物語なんだ。気が滅入っていて、孤独で、一人っきりで、自分じゃいられないようなね。アルバムを通して最終的に、まったく正反対の心境に辿り着く歩みなんだよ」
一方、コールドプレイのベーシストであるガイ・ベリーマンは12枚しかアルバムをリリースしない計画について語り、「話半分で」受け止めていると述べている。「クリス・マーティンは曲を書くことを止めないと思うよ。だから、話半分で受け止めているところがあるんだよね」
ガイ・ベリーマンは次のように続けている。「引退まではまだまだあると思う。ただ、計画はないといけないとは思うよね。マラソンだったら26マイル走らなければいけないことが分かっているけど、ただ『走り始めたら止まらないで』と言われても、モチベーションを保つのは難しいからね」
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