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コールドプレイのベーシストであるガイ・ベリーマンは12枚しかアルバムをリリースしない計画について語り、「話半分で」受け止めていると述べている。

クリス・マーティンは2021年の時点で『NME』に対してコールドプレイが2025年に最後のアルバムをリリースするつもりだと語っていた。彼はアルバムのリリースを12枚で終わらせるつもりだと説明している。

今年の『NME』のインタヴューでもクリス・マーティンはバンドが新曲を書く時期は終わりに近づいていることを示唆している。「2008年頃からだけど、今は曲として、あるいはアイディアとして本物だと思えるものが降りてきたら、やることにしているんだ。他の人がどう思おうが関係ないんだよね」とクリス・マーティンはバンドの現状について説明している。

「確かに12枚のアルバムということなんだ。ただ、ちょっと後にはなるだろうけどね」とクリス・マーティンは語っている。「もう1枚あって、それはミュージカルなんだよ。それが11番目のアルバムになる。もしかしたら、12枚目の後に出るかもしれないんだけどさ。ミュージカルを形にするには時間がかかるからね」

「今回のアルバムからの最後のシングルは“All My Love”という曲になるんだけど、シングルらしいシングルとしては最後かもね。ミュージカルがあるし、最後のアルバムは『コールドプレイ』というタイトルなんだ。次の作品は1年後になると思う。そうなるはすだよ」

クリス・マーティンは次のように続けている。「12枚で終わるというのはすごくリアルだし、いい形だと思っているんだよね。とはいってもツアーをしないわけではないし、コンピレーションとかアウトテイクで終わらせるわけでもない。柱となるストーリーは語られたということだよね。それがいいと思うんだ。そうなることが分かっていると、今やってることも加速するんだよ」

今回、米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューを受けたガイ・ベリーマンは12枚でアルバムのリリースを終わらせる計画について次のように語っている。「クリス・マーティンは曲を書くことを止めないと思うよ。だから、話半分で受け止めているところがあるんだよね」

ガイ・ベリーマンは次のように続けている。「引退まではまだまだあると思う。ただ、計画はないといけないとは思うよね。マラソンだったら26マイル走らなければいけないことが分かっているけど、ただ『走り始めたら止まらないで』と言われても、モチベーションを保つのは難しいからね」

クリス・マーティンは米『ローリング・ストーン』誌に対してキャリアを通して作ってはみたものの、どのアルバムの「額縁」にも収まらなかったコールドプレイの曲に「オマージュを捧げたい」と述べている。

「いつか『アルファベティカ』というものを出したいと思っているんだ。アウトテイクやアルバムにはまらなかった曲が収録される。アルファベット順でリリースされる。Aで始まる曲、Bで始まる曲ってね。Qで始まる曲はないだろうけどさ。それはやりたいと思っている」

クリス・マーティンは通算12作目となるセルフタイトルのアルバムについて次のように続けている。「アルバム・ジャケットは1999年から考えていたんだ。最初のEPのジャケットを撮影してくれたフォトグラファーの写真なんだ。それはアルバムがオリジナルのコールドプレイのサウンドに凱旋するものであることを説明してくれると思う」

コールドプレイは2025年にヨーロッパで行う唯一の公演としてロンドンとハルで大規模なスタジアム公演を行うことを発表しており、その収益の10%はミュージック・ヴェニュー・トラストに寄付されることが決定している。

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