エルトン・ジョンは本名からステージ・ネームに名前を変えたことで「空っぽ」かのように感じたと語っている。
エルトン・ジョンは『グッド・モーニング・アメリカ』のインタヴューで新たなドキュメンタリー作品『エルトン・ジョン:Never Too Late』について語る中で本名のレジナルド・ドワイトについて尋ねられている。
司会のロビン・ロバーツはエルトン・ジョンが「レジナルドだったら成功しなかった」と語っていたことを持ち出している。「あなたはレジーと呼ばれるのを嫌がっていましたね。『レジーだったら成功しなかった。エルトン・ジョンだからできたんだ』と語っていました」
エルトン・ジョンは「レジナルドというのは古風な名前だよね」と説明しており、「レジー」という省略して呼ばれるのが「嫌だった」と語っている。「でも、アメリカでは人気のある名前だよね。レジー・ジャクソンとかね」
エルトン・ジョンは次のように続けている。「でも、私は好きになれなかったんだ。だから、できるだけ早く名前を変えた。私はすごくクレヴァーだからね。『エルトンという名前の人はいない。だから、エルトンになろう。エルトンになるしかない』と思ったんだ」
エルトン・ジョンはこれが最終的には「いい決断だった」と述べている。
「自分の子ども時代とそのペルソナを置いていきたかったんだけど、それって付いて回るものなんだよね」とエルトン・ジョンは語り、1975年の歴史的なドジャーズ・スタジアムの公演で感じたことを振り返っている。
「作品に、アートに、レコーディングにすべてを注ぎ込んできたわけだけど、その下には何もないということが分かったんだ」と彼は語っている。「自分は単に空っぽだった。幼いレジーを置いてきたはずなんだけど、幼いレジーは今も自分の中にいるんだ」
先日、エルトン・ジョンは現在進行中の目の病について語り、新曲をレコーディングしようとしたものの「行き詰まってしまった」と説明している。
「大丈夫だという見込みと励ましの声はあるんだけどね」とエルトン・ジョンは応えている。「でも、今は行き詰まっている感じなんだ。というのも、インタヴューなんかには応じられるけど、スタジオでレコーディングしようとすると、分からなくなってしまう。まず歌詞が読めないんだよ」
「率先して、いいものを作ろうとしているよ。それが今は集中していることだね。ただ、こんなことになるなんてついてないね。打ちのめされたよ。何も見えないし、読めない。テレビも観られないんだ」
ドキュメンタリー『エルトン・ジョン:Never Too Late』はパートナーのデヴィッド・ファーニッシュとR・J・カトラーが監督したもので、歴史的なパフォーマンス映像、プライベートな日記からの抜粋、家庭での様子を映したホームビデオ映像などを織り交ぜながら、無名時代から世界で最も愛されるエンターテイナーの一人となるまでのエルトンの歩みを辿るものとなっている。
ドキュメンタリー作品『エルトン・ジョン:Never Too Late』は12月13日よりディズニープラスで配信される予定となっており、ブランディ・カーライルとのコラボレーションとなる新曲“Never Too Late”もリリースされている。
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