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今は亡きロニー・ジェイムス・ディオの妻はキッスのジーン・シモンズがいわゆるデヴィル・ホーンというハンド・ジェスチャーの商標登録を試みていることを批判している。

先日、ジーン・シモンズは現地時間6月9日に米国特許商標庁に商標出願したことが報じられている。ジーン・シモンズは1974年のキッスによる『ホッター・ザン・ヘル』ツアーの中で、現在はおなじみの同挨拶が初めて世に広まったと主張している。ジーン・シモンズは「エンターテイメント、すなわちミュージカル・アーティストによるライヴ・パフォーマンス:ミュージカル・アーティストによる公の場への登場」の際の同ジェスチャーの商標登録を試みているという。

ロニー・ジェイムズ・ディオもまた、同ジェスチャーを広めた功績がある。2001年のインタヴューの中で、ロニー・ジェイムズ・ディオは次のように語っている。「俺がそれをやった最初の人かどうかっていうのはかなり疑わしいよね。それって車輪を発明したって言うようなもので、誰かがどこかの時点でやったに決まってるさ。俺が流行らせたと言うべきだろうと思うね。それをいつもすごく使ってて、それで俺のトレードマークになったんだ」

今回、ロニー・ジェイムズ・ディオの未亡人であるウェンディ・ディオはジーン・シモンズの今回の行動について「最低」で「冗談のよう」で「クレイジーでしかない」と評している。「このようなことでお金を稼ごうとするなんて最低だわ。あれはみんなのものよ。誰かに属するものじゃない。あれは公共の財産なの。商標登録なんてすべきじゃないわ」

「笑えると思ったけどね、正直言うと」と彼女は「ザ・ラップ」に語っている。「彼は笑い者になったと思ってる。最低よね。彼は何がほしいの?」

同ジェスチャー、または同様のものの使用はジーン・シモンズによる記録以前に遡っている。その一例としてジョン・レノンザ・ビートルズによる1966年発表のシングル『Yellow Sabmarine/Eleanor Rigby”のジャケットで同様のジェスチャーをしている。

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