Andy Hughes/NME

Photo: Andy Hughes/NME

モリッシーは、アメリカのタレント、ラリー・キングによる最新のインタヴューの中で、最近あった様々な出来事について語っている。

オンライン番組「ラリー・キング・ナウ」に出演した元ザ・スミスのフロントマンのモリッシーは、自身が被害を訴えたサンフランシスコ国際空港でのセクハラ疑惑、がんに対する恐れ、そして生涯にわたる鬱との闘いについて赤裸々に語っている。

モリッシーは先月、サンフランシスコ国際空港で、空港のセキュリティースタッフからセクハラを受けたと主張している。

モリッシーは、自身のファンサイト「トゥルー・トゥー・ユー」に投稿したメッセージの中で、7月27日の月曜日、ロンドン行きのブリティッシュ・エアウェイズへの搭乗手続きをしていた時に事件は起きたと述べている。

モリッシーが以前に行った説明は、空港のセキュリティースタッフが「俺の前にかがんで、俺の下半身をまさぐりやがった」というものであったが、今回はラリー・キングに更なる詳細を語っている。「本当に起こった事を言おうか? ぞっとしたよ。あいつは俺のケツの割れ目に指を入れてきたんだよ」

さらに「何で(そんなことを)しようとしたんだろうな。どうしてそんなことする必要があったんだか。何の問題もなかったのに、そいつはまっすぐ俺の下半身に注意を向けてきて、それからケツの割れ目に指を入れてきたんだよ」と語っている。

アメリカ運輸保安局のスポークスパーソンは先日、モリッシーの申し立てを却下している。

昨年、モリッシーはがんの治療を受けていたことを告白し、それについて次のようなコメントを発表している。「死ぬ時は死ぬだけだ。死ななければ、死なないというだけのことだ」

モリッシーは今回、次のように語っている。「がんが見つかったのは事実だよ。バレットという名前の付いた食道がんなんだ。たまに取ってもらうし、薬も飲んでる。だけど大丈夫だ。患者の数も多くて、自然に消えてしまうケースもたくさんあるんだ。消えない人もいるけどね」

現在の健康状態について聞かれると、モリッシーは自身を「花盛り」だと答えている。しかし同時に、鬱との闘いについても触れている。

「俺の場合、(鬱は)ずっと良くなってないんだ」とモリッシーは語った。「鬱を長いこと患っていて、『黒い犬』なんて呼んでいるんだけど、ずっと良くならない。目を覚ました時、それが朝でも昼でも、だいたい一番始めに(鬱のことを)考えるね。繊細で影響を受けやすい人間でいることの証なんだと思う。(投薬は)受けてないけど、いろんなことを全部試してきて、意味がないと分かったんだ。ただそういう心の状態であるということや、気の持ち方だということだから」

インタヴューの映像はこちらから。

モリッシーは8月18日にジェームズ・コーデンの「ザ・レイト・レイト・ショー」に出演し、 楽曲“Kiss Me A Lot”も披露している。

その時の模様はこちらから。

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