ED MILES/NME

Photo: ED MILES/NME

グリーン・デイが、ニュー・シングル“Bang Bang”について銃乱射事件の犯人からの視点を描くことに挑戦したと明かしている。

“Bang Bang”はニュー・アルバム『レボリューション・レディオ』収録曲として初めて書かれた曲でありつつも、シンガーのビリー・ジョー・アームストロングは、この曲がアメリカで最近多発している銃乱射事件を予言していたと語っている。

ビリー・ジョー・アームストロングは米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「これはアメリカで起きている銃乱射事件の犯人の思考様式に、自己陶酔的なソーシャル・メディアが入り交じったものについての曲なんだ。こういった暴挙が起きながらも、それが同時に映像に収められ、俺たちは自らを監視下に置いている。俺にとって、それはすごく歪んでるもののように感じるんだよね」

“Bang Bang”のリリックビデオはこちらから。

殺人犯の視点を描こうとしたことについて、こう続けている。「そういった人物の頭に入っていくのはゾッとしたよ。“Bang Bang”を書き終えた後、俺はその思考が俺の頭から出てってほしいとしか思えなかった。マジで怖かったからさ。俺はその思考を理解しようとしたとは言えなくて、単にそのキャラクターを導き出そうとしたんだ。大袈裟に言うわけじゃないんだけど、そこには少しカルチャーも反映されているんだよね」

2012年に3部作のアルバム『ウノ!』、『ドス!』、『トレ!』をリリースした後、ベーシストのマイク・ダーントの妻であるブリトニーと、ギタリストのジェイソン・ホワイトがそれぞれガンと診断されたが、ビリー・ジョー・アームストロングは彼らの病気については曲にしないと決めたという。「俺が彼らについて何か具体的に書くことはないよ。でも、時が経つにつれて、『クソッ、人生は続いていって、本当に強烈なこともあるよな』って思い始めるんだ。そしたらレコードにするんじゃないかな。そう思うよ」

ビリー・ジョー・アームストロングは2012年に処方薬への依存症のリハビリを受けており、この体験が新曲“Still Breathing”に反映されている。「心の内を描くより、前向きな視点で書きたかったんだ。この曲の中にみんなが自分を見出すことで、みんなを幸せにして、違う視点を与えられればいいと願うよ」

アルバムにテーマはあるかと尋ねられた彼は、このように答えている。「曲は大統領選の前に書いたんだ。“Bang Bang”や“Say Goodbye”といった曲がどのようにメタファーから現実になっていったかは興味深いね。そのあたりが俺がゾッとした部分なんだ。ある意味、未来を予言しているみたいなものだよ」

本日8月12日よりiTunesではアルバムの予約がスタートしており、アルバムを予約すると“Bang Bang”を先行でダウンロードできる。

アルバムの予約はこちらから。

リリースの詳細は以下の通り。

GREEN DAY / グリーン・デイ
ニュー・アルバム『Revolution Radio / レボリューション・レディオ』
2016年10月7日 世界同時発売
WPCR-17515
¥2,300(税抜)
収録曲:
01. Somewhere Now / サムウェア・ナウ
02. Bang Bang / バン・バン
03. Revolution Radio / レボリューション・レディオ
04. Say Goodbye / セイ・グッバイ
05. Outlaws / アウトローズ
06. Bouncing Off The Wall / バウンシング・オフ・ザ・ウォール
07. Still Breathing / スティル・ブレシング
08. Youngblood / ヤングブラッド
09. Too Dumb To Die / トゥー・ダム・トゥ・ダイ
10. Troubled Times / トラブルド・タイムス
11. Forever Now / フォーエヴァー・ナウ
12. Ordinary World / オーディナリー・ワールド

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