PRESS

Photo: PRESS

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアンソニー・キーディスは新作でのプロデューサーとの取り組みについて語っている。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズは、2011年発表の『アイム・ウィズ・ユー』以来となるニュー・アルバム『ザ・ゲッタウェイ』を6月17日にリリースすることを先日発表している。アルバムはデンジャー・マウスがプロデューサーを務めており、レディオヘッドの諸作で知られるナイジェル・ゴッドリッチがミックスを手がけている。

BBCラジオ2のジョー・ウィリーが司会を務める番組でヴォーカルのアンソニー・キーディスはインタヴューに応じている。その中で、自身のアイデアをデンジャー・マウスに却下されたことについて尋ねられると、次のように語っている。

「一番最初は、手厳しく横柄で傲慢だとか思ったけど、彼をより知っていくと、彼がどんな風に役割を果たし、考えているかきちんとわかるし、好みの問題で、彼はそれぞれの曲をクラシックなものにすることを望んでいるのがわかったんだ。彼は『いいね。この曲はクラシックなものにはならないだろうけど、気に入ったよ。自分の経験の一部だし、意味あるものだからね』なんて言うようなソングライターのアプローチの仕方はしないんだ。彼が本当は聴きたくないけど、でも、その曲が世界中の人を感動させると感じない限りはね。だから、彼の考え方を尊重するようになったし、彼との作業が進めば進むほど、俺たちを最初の段階よりもずっといいものにさせようとプレッシャーをかけ続けるほど、感謝の気持ちが増えたし、彼の価値をとても大きく認めることになったんだ」

彼は次のように続けている。「ずっと近くにいてくれる人がいたとして、そんなに良いとまでは言えないものが何か教えてくれなかったとするだろ。そうすると、人はずっとこのままで十分だと思ってしまうんだ。だから、少しばかり心が折れたり気持ちが傷ついたとしても残酷なまでに正直でいてくれる人が必要なんだよ」

さらにザ・ビートルズを引き合いに出して次のように語っている。「裸の王様でいるのは、危険なことだよ。本当に誰よりも偉大で有名な存在の人がいたとして、例えばザ・ビートルズのメンバーに『知ってるよ、あの曲は期待していたほど良くないね』なんて言う人はいないよね。彼らはそういうことに気づかなかったかもしれないわけだからさ」

アルバムからは最初の楽曲として“Dark Necessities”の音源も公開されている。

“Dark Necessities”の音源はこちらから。

iTunes Storeでは、アルバムの予約注文受付も開始しており、いま予約すると最新シングル“Dark Necessities”がその場でダウンロードできる。

リリース詳細は以下の通り。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ / Red Hot Chili Peppers
ニュー・アルバム
『ザ・ゲッタウェイ』原題:The Getaway
2016年6月17日リリース
品番:WPCR-17366|価格:¥2,300 +税
トラックリスト
1. ザ・ゲッタウェイ / The Getaway
2. ダーク・ネセシティーズ / Dark Necessities
3. ウィ・ターン・レッド / We Turn Red
4. ザ・ロンゲスト・ウエーヴ / The Longest Wave
5. グッドバイ・エンジェルス / Goodbye Angels
6. シック・ラヴ / Sick Love
7. ゴー・ロボット / Go Robot
8. フィースティング・オン・ザ・フラワーズ / Feasting on the Flowers
9. デトロイト / Detroit
10. ジス・タイコンデロガ / This Ticonderoga
11. アンコール / Encore
12. ザ・ハンター / The Hunter
13. ドリームス・オブ・ア・サムライ / Dreams of a Samurai

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ