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ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーは反ワクチンを提唱する陰謀論者を批判した“Easy Sleazy”をリリースしたことを受けて、そうした人々への不信感を口にしている。

ミック・ジャガーはデイヴ・グロールと共に新型コロナウイルスのパンデミックのなか人生の明るい側面に向けた新曲“Easy Sleazy”を発表している。

この曲でミック・ジャガーは「Shooting the vaccine/Bill Gates is in my bloodstream/It’s mind control(ワクチンを打ったら、ビル・ゲイツが血に入る。そんなのはマインド・コントロールだ)」と歌っており、パンデミックの間を通して流布してきた危険なデマをからかっている。

米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューでミック・ジャガーは近い友人やその家族が陰謀論を信じ始めたことがこの曲の歌詞を書くきっかけになったと説明している。

「多くのことで比較的分別のあった知っている人でも打たないという考えなんだよね」と彼は語っている。

「何人かの友人や親族でもこの件については批判的でね。非理性的だよね。もちろん、それについて話をしてもしょうがないわけでさ。彼らは打たないわけだからね。信じていることがあって、それを信じるだけだろ。何を言おうと、信じたいことを信じるからね。自分に親しい人でも効かないと思ってるんだよ」

反ワクチン論者についてミック・ジャガーはフランスが「西欧でも最も反ワクチンの国」だと述べている。

「ワクチンなんて新しいものでもないのにね。随分昔、僕が子どもだった頃、ポリオで亡くなる人がいたんだ。次の日にはもういなくなっていたんだ。そしてワクチンによって根絶したんだよ」と彼は語っている。

「貧しい子どもたちが亡くなったり、手足が麻痺になったりしていた。そういう友だちがたくさんいたんだ。子どもがいたとしてワクチンを打つか、それとも足を動かなくさせるか、どっちを選ぶ? 議論にもならないだろ。これが反ワクチン論者の陰謀論について思っていることだね。あのヴァースで言及しなかったとしても、ムカついたから言っておくべきだったと思ったはずだよ」

ザ・ローリング・ストーンズは昨年、2012年以来となる新曲“Living In A Ghost Town”をリリースしている。

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