アリス・クーパーは自身のシアトリカルなロック・ショウがデヴィッド・ボウイに大きな影響を与えたことを明かし、デヴィッド・ボウイが自分のバンドも「これが僕らのやるべきことだ」と語ったと述べている。
先月、最新作『デトロイト・ストーリーズ』をリリースしたアリス・クーパーは新たなインタヴューで彼がショック・ロックを始めたことがデヴィッド・ボウイにシアトリカルかつ商業的な音楽を作らせることになったと語っている。
アリス・クーパーは『メタル・ハマー』誌でデヴィッド・ボウイと親交があったかというファンの質問に答えている。「デヴィッドは彼がマイム・アーティストだった頃から、ショウによく来てくれたんだ。当時はまだデイヴィ・ジョーンズだった。覚えているのは『悪夢へようこそ』のツアーの一つに来てくれたんだけど、スパイダーズ・フロム・マーズのバンドを連れてきて、『これが僕らのやるべきことだ』と言ったんだ。僕らのやったやり方では彼はやらなかったんだけどね」
彼は次のように続けている。「シアトリカルなことをやり始めながらヒット曲も出していたことで、デヴィッド・ボウイやルー・リード、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドに大きなドアを開いたんだ。シアトリカルかつ商業的であることは同時にできることを示したからね。それがアーティスティックなムーヴメントになればと思っていたよ。俺はアリスという悪役を作り、デヴィッド・ボウイは自分のなりたいキャラクターたちを作った。彼を競争相手と見たことはなかった。むしろ彼を励ましたんだ」
「ボウイと当時は話をしていた。お互い褒め合っていたよ。デヴィッド・ボウイとルー・リードで自分の両性具有をフェイクだと話していたりとかね。もちろん、フェイクだったけどさ。ダークなヴォードヴィル・ショウで、キャラクターを演じていたんだ。ルーとデヴィッドは僕のことを分かっていて、自分がそういう人間じゃないことも分かっていたけど、僕はキャラクターやイメージに入り込んだんだ。恐ろしくセクシーで、反感を感じさせながら笑える、そんなキャラクターの作り方を知っていたんだ」
『NME』のインタヴューでアリス・クーパーはキッスのジーン・シモンズが「ロックは死んだ」と発言したことを批判している。
また、アリス・クーパーは本名のヴィンセント・デーモン・ファーニアで自分を呼ぶ唯一のロックスターを明かしている。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.