ボブ・ディランの元マネージャーであるアルバート・グロスマンの妻で、アルバム・ジャケットにも登場したサリー・グロスマンが亡くなった。享年81歳だった。
サリー・グロスマンの姪であるアナ・ビューラーは米『ローリング・ストーン』誌でサリー・グロスマンが現地時間3月10日にニューヨーク州ウッドストックの自宅で亡くなったことを発表している。
彼女がボブ・ディランが1965年に発表したアルバム『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』のジャケットに登場した時、その素性を知るのはごく僅かで、後に当時のマネージャーだったアルバート・グロスマンの妻だったことが明らかになっている。
夫妻はボブ・ディランのキャリアに大きな影響を与えており、ジャニス・ジョプリンやザ・バンドらとも仕事をしていた。
アルバート・グロスマンが1986年にアメリカからヨーロッパへのフライト中の心臓発作で亡くなった後、彼女は伝説のスタジオだったベアーズヴィルと関連レーベルのベアーズヴィル・レコードを管理していた。
サリー・グロスマンの訃報を受けて作家のニール・ゲイマンは次のように述べている。「サリー・グロスマンが亡くなったと聞いて悲しいです。彼女は愉快かつ辛辣で、気難しいこともある(でも、自分は気に入られていたと思う)知的なビジネスウーマンで、物語の泉でした。リトル・ベアーでのランチはもうなしですね」
「マリー・トラヴァースからの結婚祝いだったソファには今は誰もいません」
I'm sad to hear that Sally Grossman has passed away. She was funny, salty, sometimes grumpy (but I think she liked me) a smart businesswoman and a fount of stories. No more lunches at the Little Bear.
The couch (her wedding present from Mary Travers) is empty now. pic.twitter.com/HB9zyJ3HJz
— Neil Gaiman (@neilhimself) March 13, 2021
先日、ボブ・ディランの80歳の誕生日を記念してパティ・スミスはスペシャルな屋外パフォーマンスを行うことが決定している。
米『ローリング・ストーン』誌によれば、パティ・スミスは5月20日から23日、5月27日から30日の2週にわたってニューヨーク州チヴォリにある153エイカーのカーツバーン・カルチュラル・パークで開催されるスプリング・フェスティバルに出演するという。
パティ・スミスはボブ・ディランが80歳を迎える2日前となる5月22日にトニー・シャナハンと出演する。2人は制限された観客に「オリジナル曲や詩、ディランの曲」を披露するという。
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