ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは今年のグラミー賞授賞式で父であるエディ・ヴァン・ヘイレンに追悼の意を表するためにパフォーマンスが行われる機会を見送ったことを明かしている。
今年のグラミー賞授賞式では亡くなったリトル・リチャード、ケニー・ロジャース、ジョン・プライン、ジェリー&ザ・ペースメイカーズのジェリー・マースデンを讃えるパフォーマンスが行われたが、エディ・ヴァン・ヘイレンに同じようなパフォーマンスがなかったことに疑問を呈する人もいた。
ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンはソーシャル・メディアでレコーディング・アカデミーからヴァン・ヘイレンの“Eruption”を演奏する話があったことを明かしている。
「断ったんだ。父を除いて、彼が音楽でやったことに適う人がいると思えなかったんだ」とウォルフガング・ヴァン・ヘイレンはツイートしている。
ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは彼が断ったことを受けて、別の演出が検討されたのだろうと推測している。グラミー賞ではエディ・ヴァン・ヘイレンの短い映像が流され、彼のギターがステージには展示されていた。
「他の亡くなった人には4つのパフォーマンスが行われる中で、その間に15秒だけ父のセクションになるとは知らなかったんだ」と彼は述べている。
「一番傷ついたのは授賞式の最初で亡くなったアーティストへの言及があったけど、そこで名前が挙がらなかったことだね」
「父だったら笑い飛ばして『誰が気にするんだ?』と言うんじゃないかな。彼はとにかく音楽だけだったからね。他のことは気にしないよ」
ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは「父の栄光だけでなく、ロックろいうジャンルの栄光を前に進めていくためにもレコーディング・アカデミーと話せる機会」があることを願っていると述べている。
#GRAMMYs pic.twitter.com/fZK9oPUBVR
— Wolf Van Halen (@WolfVanHalen) March 15, 2021
エディ・ヴァン・ヘイレンは昨年10月に享年65歳でガンのために亡くなっている。ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンはかつてエディ・ヴァン・ヘイレンが所有していた3本のギターがオークションに出品されたことを批判している。ギターは死後2ヶ月以内に31万ドル(約3300万円)以上で売却されており、その売却のタイミングについて「いかがわしい」とウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは述べている。
「あいつらは父親の死を利用したんだ。驚きだね。ふざけないでくれ」
昨年、ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンはソロ・デビュー曲“Distance”をリリースしており、今年2月には“You’re To Blame”という楽曲もリリースされている。
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