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ザ・ウィークエンドはグラミー賞へのボイコットを今後行っていくと宣言して、レーベルに選考対象への申込みを行わないよう指示したという。

ザ・ウィークエンドは今年のグラミー賞にノミネートされていない。11月に発表された2021年のノミネーションではデュア・リパ、テイラー・スウィフトビリー・アイリッシュ、ビヨンセらが複数部門にノミネートされている。

ザ・ウィークエンドは2020年に『アフター・アワーズ』をリリースしたが、ノミネートされなかったことを受けてグラミー賞について「不正のままだ」として、「自分とそのファン、業界の透明性に対して責任がある」とツイートしている。

今回、『ニューヨーク・タイムズ』に出した声明でエイベル・テスファイはレーベルにグラミー賞の選考対象への申込みを行わないよう指示したと述べている。「非公開の委員会制だから、グラミー賞には申込みを行わないようレーベルに指示したんだ」と彼は述べている。

エイベル・テスファイのコメントを受けてレコーディング・アカデミーの暫定代表であるハーヴェイ・メイソン・ジュニアは『ニューヨーク・タイムズ』に次のように述べている。「誰にせよ気分を害された時は私たちはみんながっかりします。でも、言えるとすれば、私たちは常に進化しているということです。今年も過去の年と同様に賞のプロセスを改善できないか、それはノミネーション評価委員会も含めて厳しく見つめてきました」

ザ・ウィークエンドによる批判は論争を巻き起こしており、エルトン・ジョンやメイベルなどグラミー賞側を支持する者もいれば、ザ・ウィークエンドを支持する人たちも現れている。

先日、ザ・ウィークエンドは“Blinding Lights”が全米シングル・チャートのトップ10で約1年間となる52週を過ごした初の楽曲となっている。

ザ・ウィークエンドのスーパーボウルの舞台裏を追ったドキュメンタリーがショータイムで放送予定であることも先月明らかになっている。

グラミー賞は現地時間3月14日に開催され、BTS、テイラー・スウィフト、ビリー・アイリッシュ、ミーガン・ザ・スタリオン、ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによるシルク・ソニックらが出演することが決定している。

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