GETTY

Photo: GETTY

ジョージ・ブッシュ元米大統領は、彼が初めてU2のフロントマンであるボノに会った時、「シェールと結婚していた男性」だと思いこんでいたと語っている。

これは、HBOで放送されているドキュメンタリー・シリーズ「VICE」のスペシャル・エピソード、「カウントダウン・トゥ・ゼロ」の中で語られたもので、この番組ではボノが行ったアフリカへのエイズ基金へも焦点をあてている。

ジョージ・ブッシュ元米大統領は「米大統領エイズ救済緊急計画(PEPFAR)」の実行にあたり、U2のボノとともに活動を行ったことについて語っている。

彼はボノと会うことに関して疑心暗鬼だったという。「誰かがボノを大統領執務室に呼んだらカッコいいと考えたに違いないと思った。ボノのちょっとしたファンがいたんだろうが、私はいいアイデアだとは思わなかったんだよ」

また、彼はこの時U2のボノをシェールの元夫であり、1998年に亡くなった歌手兼政治家のソニー・ボノと勘違いしていたのだという。

「なんていうのかな、私は人々が他人を助けたいと言っているのを、皮肉的な目線で見ているんだ。誰かが入ってきて『ボノが来ます。彼を知っていますか?』と私に訊いた。私は顔を上げて、『もちろん。シェールと結婚していた奴だろ』と答えたんだ」

しかし、ジョージ・ブッシュ元米大統領はボノについてすぐ考えを改めたと語った。「ボノと話して、彼の知識、情熱、信念、すべてに驚かされた。私たちは包括的なプログラムを行ったよ。私たちのチームは世界の様々な国々で、彼らの文化、需要、政治に合わせた特別なプログラムを発展させていったんだ」

一方のボノは、11月13日にパリのバタクランでライヴ中に襲撃を受けた後のイーグルス・オブ・デス・メタルの対応を讃えている。

当初、U2はパリでの2公演の初日を11月14日に予定していたが、その前日にパリ同時多発テロが発生したため、このライヴの日程を再設定している。ボノは、AP通信に対して次のように語っている。「もちろん、俺たちはすごく感動したよ。俺たちの仲間であり、飛び抜けた才能を持つバンドのイーグルス・オブ・デス・メタルがこれほど悲痛な経験をして、最もおぞましい悲劇に見舞われながらも、毅然としているという事実にね」

ドキュメンタリー『ザ・ビートルズ: Let It Be』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ