アリス・クーパーは本名のヴィンセント・デーモン・ファーニアで自分を呼ぶ唯一のロックスターを明かしている。
「アリス・クーパー」とは彼がリード・ヴォーカルを務めていたバンドの名前だったが、1975年の解散後、アルバム『悪夢へようこそ』から彼は法的な名前とステージ・ネームをアリス・クーパーに変更している。
『ザ・サン』紙のインタヴューでアリス・クーパーは次のように語っている。「俺のことをヴィンスと呼ぶ唯一の人間がキース・リチャーズなんだ」
「彼は『ヴィニー、ヴィニー、酒を飲んでいたのはどれくらい前だ?』と言ってきて、『30年以上前だ』と言うと、彼は『質問をはぐらかすな。なぜなんだ?』と言ってくるんだ」
アリス・クーパーは38年間にわたって酒を断っていて、放蕩三昧の日々は自分自身とステージでのペルソナを分けることが難しくさせたと振り返っている。
「酒を飲んでドラッグをやっていた時はメイクをして家から出かけることになるなんて分かってなかった。首にヘビを巻きつけていないとみんなががっかりすると思ったんだ」とアリス・クーパーは語っている。
彼は次のように続けている。「アリス・クーパーは自分でもお気に入りのロックスターだけど、ステージにいても、普通の暮らしに戻ることになるわけでね。アリス・クーパーについて3人称で語るようにしているのはだからなんだ。コスチュームを着て入ってくる人がいても『いや、アリスはそんな格好はしないよ』と言っているんだ」
先週、アリス・クーパーはキッスのジーン・シモンズが「ロックは死んだ」と発言したことを批判している。
「ギターやドラムをやって、ハード・ロックを学んでいる18歳はたくさんいるんだよ。アメリカだって同じだよ。ハード・ロック全体を復活させたいという若者はいるんだ」
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