全米シングル・チャート、全米アルバム・チャート、アーティスト100、ビルボード・グローバル200チャートなど、米『ビルボード』誌のチャートはフェイスブック上の公式にライセンスされたミュージック・ビデオの再生回数を算入するという。
米『ビルボード』誌は3月12日から18日のデータを計上する3月27日付のチャートから変更されることを発表している。フェイスブックは昨年8月から公式にライセンスされたミュージック・ビデオの配信が始まっていた。
今回の変更はフェイスブックでの再生を「広告収益型オンデマンド・ストリーム」と見なすもので、アメリカ国内の再生だけが計上される。ユーザーが上げたコンテンツの再生回数は計上されない。
2013年に米『ビルボード』誌はユーザーがアップしたものも含めてYouTubeの再生回数を算入している。2020年からは公式にライセンスされたミュージック・ビデオの再生回数もアルバム・チャートに算入されている。
フェイスブックで音楽パートナーシップ・ディレクターを務めるタマラ・フリヴナックは今回の変更について「重要なステップ」だと述べている。
「フェイスブックでミュージック・ビデオは単なる動画以上のものを体現しています」
「つまり音楽をめぐるSNSでの体験に新たなチャンネルを作るということです。フォローしているアーティストやニュース・フィードの友人によって公開されたミュージック・ビデオで新たなアーティストを発見し、アーティストで集まったフェイスブック・グループであなたの気持ちをシェアした他のファンと繋がり、そして公開時にリアルタイムでミュージック・ビデオに反応を示すことが一つのプラットフォームでできるのです」
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