St Vincent

Photo: St Vincent

セイント・ヴィンセントは新たなアルバムを予告して、ティーザー動画を投稿し、ホットラインで新曲“Pay Your Way In Pain”をリリースすることを発表している。

本名をアニー・クラークというセイント・ヴィンセントは3月2日にソーシャル・メディアにシネマティックな動画を投稿している。動画は昔ながらの電話が鳴っている場所を探してセイント・ヴィンセントが老朽化したアパートの中を走るものとなっている。

セイント・ヴィンセントが「もしもし」と電話をとると、相手の男性が穏やかに「ハロー、アニー」と応じている。

動画の最後では「ダディーズ・ホーム」という文言と電話番号が表示され、「今すぐ電話」と呼びかけている。

表示された電話番号に電話をかけると、アニー・クラークは「ハロー」と2度言い、動画と同じ男性の声がセイント・ヴィンセントの音楽がリリースされることを明らかにしている。

「彼女が戻ってくる」とその声は語っている。「これまで観たことのない新たな役割でね。ニュー・シングル“Pay Your Way In Pain”をもってね」

「誰も予想だにせず、誰も信じられない形で、それは誰にも止められない」

メッセージは「父親の家」と言う声で締めくくられており、『ダディーズ・ホーム』はセイント・ヴィンセントの新作のタイトルではないかと見られている。“Pay Your Way In Pain”のリリース日については明らかにされていない。

セイント・ヴィンセントはストリートでアルバムの宣伝ポスターが目撃されており、インターネットで公開されている。それによれば、新作のリリース日は5月14日と見られている。

Official ad reveals that DADDY’S HOME is coming May 14th! from r/AnnieClark

2017年発表の『マスセダクション』に続く新作についてアニー・クラークは先日インタヴューで次のように語っている。「1973年のニューヨークのダウンタウンを行ったようなサウンドと言えるかもしれない」

「後から分かったことだけど、『マスセダクション』とそのツアーはものすごく厳格なものだったの。着ていた衣装も自分を締め付けるものだったし、ショウもタイトで、音楽も硬派で角張ったものだった。それをやり終えた時にもっと流動的で、揺れ動くものをやりたいと思ったの。ジョン・カサヴェテスの映画のような音楽をやりたいと思ったのよ」

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