
Photo: Jordan Hemingway
ウルフ・アリスはニュー・シングル“The Last Man On Earth”を公開し、サード・アルバム『ブルー・ウィークエンド』をリリースすることを発表している。
先週からシーンへの復帰を予告していたウルフ・アリスだが、新曲“The Last Man On Earth”はオーケストラ風のザ・ビートルズを思い起こさせるバンドにとって新たな冒険的なサウンドとなっている。
「これは人間の傲慢さについての曲なの」とエリー・ロウゼルは歌詞について語っている。「カート・ヴォネガットの『猫のゆりかご』を読んで、『Peculiar travel suggestions are dancing lessons from god(不思議な旅の提案は神によるダンスのレッスンだ)』という小説の一節をノートに書いた。でも、不思議な旅の提案は神によるダンスのレッスンなんかじゃないと思った。単に旅の提案でしかない。なんですべてにこれ以上意味づけしなくちゃならないのと思ったの」
“The Last Man On Earth”のミュージック・ビデオはこちらから。
ミュージック・ビデオはこれまでグッチ、ラフ・シモンズ、コム・デ・ギャルソンなどと仕事をしてきたジョーダン・ヘミングウェイが監督を務めている。
ウルフ・アリスはマーキュリー・プライズを受賞した『ヴィジョンズ・オブ・ア・ライフ』に続くサード・アルバム『ブルー・ウィークエンド』を6月11日にリリースすることも発表している。
前作の成功と数ヶ月に及ぶツアーを経て、ウルフ・アリスはサマセットのAirbnbで「自分たちがどんな存在かを再確認して」新たなサウンドとケミストリーを発見し、アーケイド・ファイアやビョーク、ブライアン・イーノ、フローレンス・アンド・ザ・マシーンを手掛けたマーカス・ドラヴスと共に改装した教会でレコーディングを行っている。
ギタリストのジョフ・オディは収録曲について「エリーがこれまで書いた中でもベスト」だと評し、その私的かつ告白するようなストーリーテリングの才能に言及している。
「このアルバムは私以外の人々のためのものなの」とエリー・ロウゼルは語っている。「曲を聴いて気分がよくなる時もあれば、曲を聴いて受け入れられていると感じることもある。でも、なにか憂鬱な気分の時に『今の気分に対してどうなる曲を聴こうかな』って考えたのを思い出した」
彼女は次のように続けている。「どうしても気分がよくなりたいとでもいうような感じで、一人じゃない、理解されていると感じられるあらゆる道を探るんだけど、それを故意にできたことはこれまでない。だから、私はそんなことしない」
アルバムのトラックリストは以下の通り。
1. ‘The Beach’
2. ‘Delicious Things’
3. ‘Lipstick On The Glass’
4. ‘Smile’
5. ‘Safe From Heartbreak (if you never fall in love)’
6. ‘How Can I Make It OK?’
7. ‘Play The Greatest Hits’
8. ‘Feeling Myself’
9. ‘The Last Man On Earth’
10. ‘No Hard Feelings’
11. ‘The Beach II’
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