シーアは映画『ミュージック』がゴールデン・グローブ賞にノミネートされたことに対して剥奪するように求める署名が65000人以上から集まっている。
チェンジ・オルグの署名活動は映画について「非常に障害者差別的」で、「自閉症の人々を有害なステレオタイプ」で描いていると述べている。
自らを「自閉症」だというニーナ・スコヴ・ジェンセンと「自閉症の支持者」だというロザンナ・カタジアがこの署名活動を始めている。
説明文には次のように記されている。「シーアは映画を『自閉症のコミュニティへのラヴレター』としていますが、音楽の場面はストロボのライトや色、大きな音、速いカメラの動きで満ちており、刺激が強すぎるものとなっています」
「自閉症の人々の約4分の1はてんかんを抱えています。映画は発作の原因となり得るところがあり、それがなくとも非常に不快なものになっています。自閉症の人々の“ため”に映画を作ったにもかかわらず、私たちの多くが観ることのできない形でシーアは映画を作ったのです」
タイトルとなっているキャラクターのマディー・ジーグラーの演技については次のように評されている。「自閉症の人々が人生を通していじめて、からかわれてきたのとまったく同じ形で自閉症をステレオタイプで模倣しています」
説明文は次のように続いている。「自閉症の人々が足りていないという考えを強めるところがあり、自閉症というものがどういうものかというコンセプトがない人に自閉症が描かれてしまうことになったのです」
映画『ミュージック』はゴールデン・グローブ賞で最優秀ミュージカル/コメディ映画賞に、ケイト・ハドソンが最優秀ミュージカル/コメディ女優賞にノミネートされているが、署名活動はその剥奪を求めている。
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