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フー・ファイターズのデイヴ・グロールはカート・コバーンが亡くなって間もなく「悲しくて」ドラムキットに座れないとして、トム・ペティのドラマーの話を断ったことを明かしている。

『ハワード・スターン・ショウ』に出演したデイヴ・グロールは1994年にカート・コバーンが亡くなった数ヶ月後にトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズと『サタデー・ナイト・ライヴ』に出演した時のことを振り返っている。

「すごく楽しかったし、本当にうまくいったんだ」とデイヴ・グロールは振り返り、トム・ペティから「ワールドクラスのドラマーが手に入る」と依頼を受けた理由が分からなかったと説明している。

トム・ペティのパーマネントなドラマーにならないかと訊かれた件についてデイヴ・グロールは次のように語っている。「『サタデー・ナイト・ライヴ』に出演して、その後、『やあ、あれはよかったよね。一度限りになってしまったら、残念だよね』的なことをトム・ペティから言われたんだ」

「それで彼が電話してきて、『もしよければ、聞いてほしい。俺たちのやり方はこんな感じなんだ。自分だけのバスを持てて、そこまで激しくツアーはやらないよ』と言ってくれたんだ。『もしやってくれるなら、ちょっとやってみないか』と説明してくれたんだよ」

しかし、デイヴ・グロールはその時にはちょうどフー・ファイターズを始めていたと説明している。「ドラムにまたすぐ戻るというのは変な感じがしたんだ。ニルヴァーナにいた時のことを思い出してしまうだろうからね」

彼は次のように続けている。「個人的に悲しくなっただろうからね。毎晩ドラムセットに座って、カートがそこにはいないというのは、感情的なことになるだろうからね」

「だから、俺は言ったんだ。『クソっ、できないんだ。自分は別のことをやることにしたよ』ってね」

先日、フー・ファイターズは新作『メディスン・アット・ミッドナイト』のプロモーションでトム・ペティの“Honey Bee”をカヴァーしている。

フー・ファイターズは通算10作目のアルバム『メディスン・アット・ミッドナイト』でバンドにとって5枚目となる全英アルバム・チャート1位を獲得している。

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