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フー・ファイターズのデイヴ・グロールは先月ドナルド・トランプ元大統領の支持者が連邦議会に乱入したことを振り返り、「人生を通しても最もクレイジーな出来事」だったと述べている。

フー・ファイターズは新作『メディスン・アット・ミッドナイト』をリリースしたことを受けて『NME』のロング・インタヴューに応じている。

1月6日に議会への乱入事件が起こった時、デイヴ・グロールはレコーディング・スタジオにいたと語っている。「ニュースへのリンクじゃなくて、人々が議会に乱入する写真が次々と送られてきたんだ」

「最初はアニメのキャラクターの悪党かのように思ったんだ。バッファロー・ハットを被った男性や演台を運んでいる男性なんかがいたからね」

「その重大さが分かっていなかったんだ。その後、実感が湧いてきたんだ」と彼は続け、1980年代の7月4日に「リンカーン記念館の前」で毎年開催されていたロック・アゲインスト・レーガンに参加したことを振り返っている。

「花火大会を観るためにショッピング・モールには既に人が溢れかえっていたんだけどさ、その一画ではデッド・ケネディーズやスクリームといったバンドたちがパンク・ロックのコンサートをやっていたんだ。パンク・ロッカーがお互いに身体をぶつけ合っていてね」

「議会に乱入した人たちとはまったく違ったよ」とデイヴ・グロールは語っている。「僕らはあくまで平和に抗議運動をやっていると考えていて、レーガンの保守政権を批判していた。でも、今回議会で起きたことは人生を通しても最もクレイジーな出来事だったよ」

フー・ファイターズは2月5日に通算10作目となるニュー・アルバム『メディスン・アット・ミッドナイト』をリリースしている。

『NME』に対してデイヴ・グロールは新作について次のように語っている。「10作目にして25周年だったから、数年前からフレッシュなことをやりたいと決めていたんだ」

「いろんなタイプのアルバムを作ってきたけど、アコースティックなものもやったし、パンク・ロックなものもやったし、ミドルテンポのアメリカーナもやった。いろんなものに寄ったアルバムを作ってきたけど、それで直感的にメロウな大人のアルバムを作る代わりに、『くだらねえ。パーティー・アルバムを作ろう』と思ったんだ」

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