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カナダの外交官が新型コロナウイルスをからかってウータン・クランのロゴを使ってTシャツを作った件について中国は謝罪に納得できないと述べている。

問題となったTシャツは新型コロナウイルスの発生源と見られている「Wuhan(武漢)」の地名が入っており、「W」の文字にはコウモリのような形をしたウータン・クランのロゴが使われている。このTシャツをめぐって中国側は正式に抗議している。

カナダの外務省の報道官はこのTシャツについて説明しており、ロイター通信に「ロゴはコウモリを表しているのではなく、文字のWを意味するものだ」と説明している。

「今回の誤解が残念です。Tシャツのロゴは大使館の職員によってデザインされたもので、Wの文字を示すものです。コウモリを意図しようとしたわけではありません」と報道官は語っている。

「Tシャツは2020年前半に武漢にいるカナダ人の本国送還に取り組んだ大使館職員のために作られたものです」

しかし、中国外交部の汪文斌報道官はカナダの弁明を受け入れない姿勢を示している。

「カナダの関係者の誤った行動はすでに悪影響をもたらし、中国人民の強い反感と不満を引き起こした」と汪文斌は語ったと『中国国際放送局』は報じている。

「カナダ側はこのことを厳粛かつ真摯に取り扱い、中国に速やかに説明をしてほしい」

ここ数年にわたってカナダと中国の関係性は緊張感を伴うものとなっている。

2018年に中国政府はスパイの疑いで2人のカナダ人を逮捕している。これはファーウェイ副会長の孟晩舟がアメリカで指名手配されてカナダで逮捕された後の出来事となっている。

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