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スティーヴン・ウィルソンはエディ・ヴァン・ヘイレンの死に「心を動かされることはなかった」と語っている。

「正直、心を動かされることはなかったんだ。というのも、ファンではなかったからね」とスティーヴン・ウィルソンは新たなインタヴューエディ・ヴァン・ヘイレンの死について語っている。

「彼が途轍もないミュージシャンであることは分かっているし、そして途轍もないアーティストが亡くなった時は常に悲しいものだけれど、僕はいわゆるギタリスト的なメンタリティのファンではなかったんだ。いろんな意味で彼はそうしたムーヴメント全体の父親的なところがあったと思うんだよね」

スティーヴン・ウィルソンは次のように続けている。「『できる限り速弾きする』とかっていうことも理解できないし、彼がやったのはそれだけじゃないことは分かっているんだけどさ。彼がもっとフレキシブルなミュージシャンであることは分かっている。でも、エディ・ヴァン・ヘイレンという人の栄光にはそうしたギタリスト現象を生み出してしまったところもあって、それは僕にとっては嫌いなものなんだよ」

「オリンピックの競技かのように音楽を演奏するという考え自体が僕のクリエイティヴィティや音楽についての考えからは受け入れがたいものなんだよ」

ヴァン・ヘイレンの息子であるウォルフガング・ヴァン・ヘイレンはスティーヴン・ウィルソンのコメントに言及して、彼の音楽のファンだと述べている。

「くそっ、これには傷ついたんだ」とウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは述べている。「長い間、彼の大ファンだったんだ。『デッドウイング』は史上最も好きなアルバムの一つなんだ」

ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは記事のタイトルが少しクリック稼ぎっぽいとして、スティーヴン・ウィルソンの言っていることはそこまで乱暴ではないと述べている。

先日、スティーヴン・ウィルソンはディープフェイクの技術でドナルド・トランプ元大統領やジョー・バイデン大統領、デヴィッド・ボウイポール・マッカートニー、マーク・ザッカーバーグなどに返信する“Self”のミュージック・ビデオが公開されている。

“Self”のミュージック・ビデオはこちらから。

ヴァン・ヘイレンについてはエディ・ヴァン・ヘイレンを讃える壁画が66回目の誕生日になるはずだった現地時間1月26日に公開されている。

エディ・ヴァン・ヘイレンは咽頭ガンとの闘病を経て昨年10月に亡くなっている。

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