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ジ・アニマルズの結成メンバーであるギタリストのヒルトン・ヴァレンタインが亡くなった。享年77歳だった。

現地時間1月29日にレーベルのアブコはヒルトン・ヴァレンタインが亡くなったことを発表している。死因については明らかにされていない。

アブコは「先駆者」だったとして追悼の意を表している。「彼が77歳で今朝亡くなったことについて家族と友人にお悔やみを申し上げます」

「ジ・アニマルズの結成メンバーでギタリストだったヒルトン・ヴァレンタインは先駆的なギター・プレイヤーで、その後何十年のロックンロールのサウンドに影響を与えました」

アブコは次のように続けている。「アブコの私たちはジ・アニマルズのカタログを管理する特権的立場にありました。彼が亡くなったことはアブコの全家族にとって本当に深淵なものと感じています」

ヒルトン・ヴァレンタインはジ・アニマルズで最も有名な曲の一つ“The House Of The Rising Sun”のギター・イントロを担当していた。1964年に発表された同曲は全米・全英シングル・チャートで1位を獲得している。

ジ・アニマルズには他に“Don’t Let Me Be Misunderstood”、“It’s My Life”、“We Gotta Get Out of This Place”といったヒット曲がある。

彼はエリック・バードン、チャス・チャンドラー、アラン・プライスに誘われる形でジ・アニマルズを結成している。

エリック・バードンは『ギター・インターナショナル』のインタヴューでヒルトン・ヴァレンタインがもたらした影響について語っている。

「初期のジ・アニマルズをロック・バンドにしたのはヒルトンだったんだ。彼を見つけるまでバンドにはロックの要素はなかったんだ」

「あの頃、ヒルトンはロックンロールを演奏するだけじゃなくて、見た目がロックンロールだったんだ。グリースのモップヘアーを後ろになでつけて、安いレザー・ジャケットを着て、先の尖っている靴とブラック・ジーンズを履いて、エコープレックスを繋いでギターを弾いて顔には笑顔を浮かべていたんだ。当時、それは秘密兵器だったんだ」

ヒルトン・ヴァレンタインは1966年にジ・アニマルズを脱退し、ソロ・アーティストや別のグループで活動していた。

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