Travis Shinn / Press

Photo: Travis Shinn / Press

デペッシュ・モードのマーティン・ゴアはソロEPから“Howler”のミュージック・ビデオが公開されている。

“Mandrill”に続いて公開された“Howler”は本日リリースされた5曲収録のソロEP『ザ・サード・チンパンジー』に収録されている。ミュージック・ビデオも公開されており、バスティル、ニュー・オーダー、ワイルド・ビースツらのビデオを手掛けたNYSUが監督を務めている。

「非常に幸運にも自宅にいて、隔離できていることは特権だと感じているんだ」とマーティン・ゴアは語っている。「僕はスタジオを持っていて、仕事ができたんだ。僕にとっての大事な場所だね。“Howler”は新型コロナウイルスのパンデミックの感染者が最初に出る前に書いたんだ。それでロックダウンに入ったわけだけど、歌詞の面ではクリエイティヴ面で抑圧されているように少し感じてさ。刺激がなかったからなのか、どこにも行けないからなのか分からないけどさ。でも、ずっと腰を据えて、音楽的になにかを書いていたんだ。それで、今回のテーマでインストゥルメンタルのEPをやってみるいい機会だと思ったんだ」

“Howler”のミュージック・ビデオはこちらから。

マーティン・ゴアは“Howler”について次のように語っている。「自分の声をディレイやその他のエフェクトを使って再合成して、 最終的には人間というより、猿の声の様になったんだけど、この猿と人間の境界線がはっきりしないサウンドがとても気に入ったんだ。人間はとても進化していると思いがちだけど、 最近そのことに疑問を感じてるね」

ミュージック・ビデオを手掛けたNYSUは次のように述べている。「この曲を最初に聴いたとき、猿の脳の中にいるような感覚を覚えたね。それは原始的で、同時にとても賢く、人間的でもあり。 だからビデオはそれを反映する試みとして、類人猿が人間に進化した、あるいは人間が動物に退行する様を描いたんだ」

EPのストリーミングはこちらから。

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