プリティー・レックレスのテイラー・モムセンは新たなインタヴューでクリス・コーネルとの最後の会話を振り返っている。
ロサンゼルスのラジオ局「95.5 KLOS」に出演したテイラー・モムセンは生前のクリス・コーネルと会った最後の人物の1人であると説明している。亡くなった日、クリス・コーネルはサウンドガーデンでライヴを行っていたが、その公演にはプリティー・レックレスも出演していた。
「(クリス・コーネルが)ライヴが終わってすぐに会場を去ろうとしていたんだけど、私はツアーの最終日であることを知っていたから、楽屋口のところで待っていたの。すべてに感謝して、言おうとしていたことを伝えたかったの」
「それで彼が出ていく時に捕まえたの。素敵な会話を少しして、私は彼にハグをしたわ。『いつかまたやりましょう』ってね。それで一緒に、バンドの残りのメンバーであるマット・キャメロンやキム・セイル、ベン・シェパードなんかと裏の駐車場に一緒にいたの」
「そこにいるのが信じられないほどの称え合ったわ。ツアーが終わるのは悲しかったけど、そこに参加できたのは嬉しかった」
翌日2017年5月18日の早朝、クリス・コーネルはデトロイトのホテルの部屋で亡くなっているところを発見されている。享年52歳だった。後に死因は自殺と判定されている。
「信じられなかった、というのが本当のところね。みんな嘘を言っていると思い込んで、ひどい冗談だと思っていた」とテイラー・モムセンはクリス・コーネルの訃報について語っている。
プリティー・レックレスは自身のツアーが続いていたが、クリス・コーネルが亡くなったことの影響でバンドは残りのツアー日程をキャンセルしている。
「ああいうトラウマや衝撃に対処する準備が感情的にできていなかったの」と彼女は語っている。
テイラー・モムセンはクリス・コーネルとは亡くなる何年か前から会ってはいたが、若い頃からサウンドガーデンのファンだったという。
「すごく子どもの頃にサウンドガーデンを聴いたんだけど、それまでにはない形で私の琴線に触れたの。まったく違う形で自分に刺さったのよ」
テイラー・モムセンはサウンドガーデンの他のメンバーとは連絡を取り続けており、キム・セイルとマット・キャメロンはプリティー・レックレスが2020年に発表した“Death By Rock And Roll”に参加している。
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