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ポール・マッカートニーは現地時間1月3日に訃報が報じられたジェリー&ザ・ペースメイカーズのジェリー・マースデンに追悼の意を表している。

ジェリー・マースデンは心臓の感染症に感染したことで享年78歳で亡くなったことが友人にしてニュースキャスターのピート・プライスによってソーシャル・メディアで発表されている。

ジェリー&ザ・ペースメイカーズは1959年にリヴァプールで結成され、ザ・ビートルズのマネージャーであるブライアン・エプスタインが契約した2番目のグループとなっている。ジェリー&ザ・ペースメイカーズはキャリアの中でキャヴァーン・クラブに200回近く出演している。

「ジェリーはリヴァプールにおけるキャリアの初期からの友人だったんだ」とポール・マッカートニーは述べている。「彼と彼のグループは地元のシーンにおいて最大のライバルだった。“You’ll Never Walk Alone”や“Ferry Across The Mersey”といったその忘れられないパフォーマンスはイギリスの音楽における楽しい時代を思い出させてくれるものとして多くの人の心に残り続けている」

ポール・マッカートニーは次のように続けている。「彼の妻と家族にお悔やみを。じゃあね、ジェリー。君のことは笑顔と共にずっと忘れないでいるよ」

元々はミュージカルの『カルーセル』で使われていた“You’ll Never Walk Alone”のジェリー&ザ・ペースメイカーズによるバージョンはリヴァプールFCのアンセムとなっており、リヴァプールFCもジェリー・マースデンに追悼の意を表している。

2018年の引退までジェリー&ザ・ペースメイカーズは音楽的成功を収め、ジェリー・マースデンは生涯を通してチャリティに3500万ポンド(約49億円)を寄付している。その中には1985年のブラッドフォード・サッカー場火災や1989年のヒルズボロの悲劇を受けて、他のアーティストと共に行ったスペシャル・リリースも含まれている。

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