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デヴィッド・ボウイは1982年に放送されたアニメ『ザ・スノーマン』のイントロダクションを務めた件についてプロデューサーがその時に身に着けていたスカーフをめぐる心温まる逸話を明かしている。

レイモンド・ブリッグズの絵本をアニメ化して1982年にチャンネル4で放送された『ザ・スノーマン』は冒頭でデヴィッド・ボウイがスノーマンが人生に現れる奇想天外な物語を視聴者に語りかけるものとなっている。

デヴィッド・ボウイの息子のダンカン・ジョーンズは倉庫でデヴィッド・ボウイがその時に身に着けていたスカーフを発見して、その写真をツイートしており、それを受けて逸話が明らかになっている。

このツイートへのリプライでアニメへのデヴィッド・ボウイによるイントロダクションを手掛けたプロデューサーのブライアン・ハーディングは次のように述べている。

「やあ、ダンカン! 自分はブライアン・ハーディングと言いますが、あなたの父親による『ザ・スノーマン』へのイントロダクションを手掛けた者です。経緯を覚えてらっしゃらないかもしれませんが、そのスカーフはアニメを製作した制作会社のTVCの経理部にいた女性が編んだものです」

「彼女はセットにやってきてデヴィッド・ボウイにそれをプレゼントしたのです。撮影終了後、丁寧にデヴィッド・ボウイは息子のゾウイに持ち帰っていいかを訊いてくれました」

ブライアン・ハーディングは次のように続けている。「それは撮影で彼が手にした唯一の出演料でした。彼は個人的な理由で参加してくれたのです」

「彼は常に愛らしくてプロフェッショナルでした。スカーフが彼の望んでいた通りの運命を辿ったことが嬉しいです。男性から別の男性へと受け継がれたのです」

デヴィッド・ボウイは手掛けたミュージカル『ラザルス』が没後5年と74回目の誕生日を記念してオンライン配信されることが決定している。

マイケル・C・ホールが主演した『ラザルス』はデヴィッド・ボウイがエンダ・ウォルシュと執筆したミュージカルで、1963年刊行のウォルター・テヴィス著『地球に落ちてきた男』にインスピレーションを受けたものとなっている。

74回目の誕生日となる2021年1月8日にUKの初演を収録した映像がオンラインで配信される。

デヴィッド・ボウイはBBCラジオで『ボウイ・ファイヴ・イヤーズ・オン』と題した一連の番組が放送されることも決定している。

デヴィッド・ボウイはその生涯とキャリアを讃えるチャリティのオンライン・ライヴにヤングブラッドやアンナ・カルヴィ、デュラン・デュランらが出演することも決定している。

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