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マウンテンのヴォーカリストにしてギタリストだったレスリー・ウェストが亡くなった。享年75歳だった。

レスリー・ウェストの兄弟だったラリー・ウェスト・ワインスタインは米『ローリング・ストーン』誌にレスリー・ウェストが現地時間12月23日朝に亡くなったことを認めている。レスリー・ウェストは12月21日に心肺停止し、自宅のあるフロリダ州デイトナの病院に搬送されている。意識を取り戻すことはなかったと報じられている。

レスリー・ウェストはレスリー・ワインスタインとして1945年10月22日に生まれている。彼はクリームの作品を手掛けたプロデューサーのフェリックス・パパラルディ、N.D.スマート、スティーヴ・ナイトと共に1969年にマウンテンを結成している。マウンテンはヒット曲“Mississippi Queen”で最もよく知られ、レスリー・ウェストも共作者としてクレジットされており、同曲は1970年発表のマウンテンのデビュー・アルバム『勝利への登攀』に収録されている。

“Mississippi Queen”はアメリカでの最大のヒット曲で、全米シングル・チャートで最高位21位を記録している。先日、デイヴ・グロールとグレッグ・カースティンはハヌカーの時期に同曲をカヴァーしている。

マウンテンは1969年に開催されたウッドストックにも出演を果たしており、これはバンドとして4度目のライヴだった。ウッドストックにはジミ・ヘンドリックス、ザ・フー、ジャニス・ジョプリンらが出演している。

マウンテンは1972年に一度解散した後、度々再結成を果たしている。

レスリー・ウェストは人生の後半は健康問題がつきまとい、2011年には糖尿病による合併症で右足の一部を切断していた。こうした試練にもかかわらず、70代に入っても活動を続け、最後のソロ・アルバムは2015年にリリースされている。

トム・モレロ、スラッシュ、キッスのポール・スタンレー、トゥイステッド・シスターのディー・スナイダーは訃報を受けてレスリー・ウェストに追悼の意を表している。

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