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U2は6月28日に行ったシカゴのライヴで、アメリカ全土で同性婚が合法化されたことに捧げて、“Pride (In The Name Of Love)”を演奏したことが明らかになっている。

アメリカの連邦最高裁は6月26日に性別指向を問わず合法的に結婚ができるという判決を下した。これによりこれまで14の州で同性婚は禁じられてきたが、州法の見直しを迫られることとなっている。

日曜日にシカゴのユナイテッド・センターでライヴを行ったU2だが、ボノはMCで次のように語っている。「愛の名の下にゲイに尊厳を。愛と平和について語る時が来たんだ。どんな場所からでも愛のメッセージを送ろう」

5月に行われたアリゾナのライヴで、U2は同曲をアイルランドで同性婚の合法化に投票した人々に捧げている。

また、シカゴの公演でU2は1981年発表の楽曲“Gloria”を10年ぶりに演奏した。ボノは「この曲をやるのは20年ぶりくらいなんだ」とMCで語っていた。正確には2005年に行われた「ヴァーティゴ」ツアーで“Gloria”は何度か演奏されている。

YouTubeにアップされた“Pride (In The Name Of Love)”と“Gloria”の映像はこちらから。

一方、ノエル・ギャラガーも今回のU2のツアーについては5月に行われたサン・ホセ公演を訪れていて、「サイケデリックな体験」だったと語っている。

ノエルはライヴが終わった後、パフォーマンスについて「すごい躍進だよね」と評した後、以下のように語っている。「まるでシアター・クラスの会場で観ているようだったよ。パンク・ロックのライヴみたいに始まるんだけど、どんどん近くなっていくんだ。彼らがどんなところで育ち、どんな人々なのか、たくさんの真実があってさ。ボノの母親やボノの子供たちとかさ、彼らが育った通りを歩く映像なんかを観るのは、ある種感動的だったよね」

「この半年間、ずっと俺はいろいろ見せてもらって説明されたんだけど、最初はなぜスクリーンを使うのか、意図が分からなかった。俺にはさっぱり理解できなかったんだ。まあ、朝4時のボノについて言えばほとんどがそんな調子だけどな。でも今夜は違う。こんな言葉は使いたくないが、これは大変革さ。彼らにとってだけでなく、ライヴ全般にとってのね。これまでとは根本的に違うものなんだ」

また、ノエル・ギャラガーはU2の公式サイトでも次のようにコメントしている。「まだ見てない人に教えるが、彼らはスクリーンの中で演奏していて、これが想像を絶するほどなんだ。まるでテレビを見ているかのようで、彼らが実際のステージ上でライヴ演奏をしていることを時々忘れてしまうのさ。サイケデリックな体験だよ。 クラクラするね、これでまだ4回目の公演なんだからな。もう一度見るのが楽しみだよ」

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