ポール・マッカートニーは来年のグラストンベリー・フェスティバルにあらためて出演することに疑問を呈している。
今年のグラストンベリー・フェスティバルは新型コロナウイルスのパンデミックで中止となっている。グラストンベリー・フェスティバルは2021年の開催を目指しているが、先日、主催者のエミリー・イーヴィスは2021年の開催について正式決定するまでは「程遠い」と語っていた。
ポール・マッカートニーは『マッカートニーIII』をリリースする前日に『ザ・サン』紙のインタヴューを受けており、「可能ならいつでも」ライヴのステージに戻ることを熱望しているとして、今年出演予定だったグラストンベリー・フェスティバルへの展望を語っている。
「Zoomだったり、ソーシャル・ディスタンスをとったり、みんな(ライヴをする)方法を探し始めているよね」と彼は語っている。「でも、グラストンベリーのような10万人が1ヶ所に集まるようなものはスーパー・スプレッダー(感染の異常拡大)になるわけでさ」
「でも、戻れるようになったら嬉しいよ。少数の人々に演奏するのもいい気分転換だよね」
ポール・マッカートニーはBBCラジオ4のインタヴューでもグラストンベリー・フェスティバルへの懸念を示していた。「10万人の人が旗を持ってマスクもなしに1ヶ所に集まるわけでね。スーパー・スプレッダーってことだよ。本当にやりたいけど、やらないような気がするね」
ポール・マッカートニーは現時点でグラストンベリー・フェスティバルは2021年のカレンダーには入っていないと続けている。
しかし、ポール・マッカートニーは『ザ・サン』紙のインタヴューでワクチンのニュースに喜び、「この状況を抜け出させてくれる」という自身の考えを示している。
「僕らは切り抜けられるだろうし、切り抜けられることを分かっているんだ。ワクチンは素晴らしいニュースだよね。できるようになったらすぐに打つよ」
エミリー・イーヴィスは今年6月、2021年のラインナップは2年分を合わせたものを考えていると述べており、ポール・マッカートニーも出演するようになってほしい思いを口にしていた」
「今年はポール・マッカートニーが出演する予定でした。それが実現しないというのは我慢できません。なぜなら、50周年を迎える絶対的な在り方だったからです」
「今なお楽観的でいますが、雲行きは怪しいですよね。彼が来年ピラミッド・ステージに戻ってきて歌ってくれることを願っています」
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