フー・ファイターズのデイヴ・グロールは来たるニュー・アルバム『メディスン・アット・ミッドナイト』について新型コロナウイルスのパンデミックで一度延期した後、最終的にリリースすることにした理由を語っている。
通算10作目となる『メディスン・アット・ミッドナイト』は当初バンドの25周年を記念して2020年にリリースされる予定だったが、2021年2月5日にリリースされる形となっている。
ニューヨークのラジオ局「Q104.3」に出演したデイヴ・グロールは今年2月には『メディスン・アット・ミッドナイト』が完成していたと語っている。
「全部終わっていたんだ。ミックスもマスタリングもね。アートワークもできて、Tシャツも作っていたし、機材も積み込んでいたんだ。行く用意はできていたんだ。でも、その後にすべてが止まってしまったんだ」と彼は新型コロナウイルスの感染拡大に言及している。
「そこから数ヶ月はいつリリースするか決めようとしていたんだけど、『そろそろリリースする?』『いや、待って。どうなるか見てみよう』、『そろそろリリースする?』『いや、待って』となってね」
彼は次のように続けている。「それで6〜7ヶ月が経って、『人々に聴いてもらうために俺たちはこの音楽を作ったんだ。ツアーに出られるから、作ったわけじゃないんだ。人々に楽しんでもらって歌ってもらうために曲を書いたんだからね。それはクラウン・ロイアルのボトルがあるキッチンでもいいし、それは弾んでコーラスを歌うスタジアムでもいいんだ』と言ったんだ」
「今はいつよりも気持ちを上げてくれるもの、安心や逃避を与えてくれるようなものを人々が必要としていると言ったんだ。それで『出さなきゃいけないね。そろそろ出そう』と言ったんだよ」
「いつツアーに出られるかは分からないけどさ。人々に音楽を届けなきゃいけないと思ったんだ。そのために作ったんだからさ」
デイヴ・グロールはアルバム『メディスン・アット・ミッドナイト』について全編がリード・シングル“Shame Shame”のようなサウンドではないと説明している。
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