アデルが、フィル・コリンズが自身のことを「小ずるいヤツ」と言った件について語っている。
フィル・コリンズはアデルのニュー・アルバム『25』に参加するものと思われていたが、最終的に完成版には収録されていない。
フィル・コリンズは『Q』誌に「彼女は俺に連絡をよこして、一緒に曲を作ってくれるかって頼んできたんだ。作り途中の曲を完成させるよう俺に送ってきてね。初めは、オーディションで落ちたのかどうかも分からなかったんだ。彼女からの連絡が途切れたからね」と語っている。
「あいつは『違うのよ、引っ越しをしたり、子どもの面倒を見るのに時間をとられちゃったりで、今は何も活動していないの』って言ってたよ」
「でも、今度また、ニュー・アルバムが出るっていうじゃねえか。俺のやつは入ってないな、分かってんだよ」
アルバムから楽曲が漏れたことを受けて、フィル・コリンズは「アデルは小ずるいヤツだよ」と語っていた。
しかし、今回アデルはフィル・コリンズを拒絶したことを否定しており、コラボレーションの段階では正式にアルバムの制作が始まっていなかったと主張している。
「彼と会ったんだけど、すごく素敵な人でね。まさに天才だったわ」と米『ローリング・ストーン』誌に語っている。
「でも、ロンドンで会ったのはすごく早い段階で、まだアルバムの制作が始まってないような時だったの。その曲が頭のなかにあったんだけど、音源のコピーを渡したか、歌ってみせたかは覚えてないわ。でも、その後すべてに怖じ気付いてしまったのよ。『まだ準備ができてない』ってなってしまって、それで彼は『ずるい奴』と言ったのよ」
「わたしが彼と仕事をしたくないと思ったんだと解釈したんだと思うの。でも本当は、その当時はアルバムを書きたくなかっただけなの。でも、ええ、恨み辛みはないわ。少なくともわたしの側にはね」
アデルは11月にニュー・アルバム『25』をリリースして、UKアルバム・チャートの最速セールス記録を塗り替えている。11月27日に初登場1位を記録し、初週で80万枚のセールスを記録している。
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