テイラー・スウィフトは通算9作目となるアルバム『エヴァーモア』をリリースするのにあたってアルバムのコンセプトについて書いたエッセイをソーシャル・メディアで公開している。
エッセイにはアルバムのリリース発表時に公開されたテキストと同じ文章も含まれている。
エッセイの全文は以下の通り。
「端的に言うと曲を書くのをやめられなかったの。もっと詩的に言うのであれば、私たちは森の淵に立っていて、選択をしなければならなかった。背を向けて引き返すか、さらに森の中を旅していくのか。私たちは森にさらに入っていくことにしたのよ。私とコラボレーションしてくれた人たちは通算9作目となる『フォークロア』の姉妹作を発表できて誇りに思っているわ。タイトルは『エヴァーモア』というの」
「これまでこんなことはしたことがなかった。これまではいつもアルバムを一つの時期として考えていて、アルバムがリリースされたら、次の時期に移っていくことを計画していた。でも、『フォークロア』は違ったの。それを作る中でここを旅立つというより、より戻ってくるように感じたの。架空にせよ、架空じゃないにせよこれらの物語にある逃避主義が気に入ったのよ。みんなが自分の人生にもあったりする夢のような情景や悲劇、愛にまつわる叙事詩を歓迎してくれたのが嬉しかったの。それで私はそれらを書き続けた。そして、これらの曲をアーロン・デスナー、ジャック・アントノフ、WB、ジャスティン・ヴァーノンと作るのが楽しかったのよ。今回は私たちの音楽のキッチンに新しい(長年の)友人も迎えているわ」
「気づけば17個の物語があった。そのうちのいくつかは互いに合わせ鏡になったり、交差していたりする。一つは2人の若い詐欺師が高級リゾートを訪れて裕福で素敵な相続人を丸め込もうとする中で恋に落ちるものなの。別のものは長年の大学の恋人同士が同じ夜にまったく違う計画を建てるもので、一つのカップルは終わりを迎え、一つのカップルは指輪を渡す。ドロシアはハリウッドで夢を追いかけるために小さな街を離れた女性で、休暇で実家に帰った時に昔の恋人を再発見して起こることが描かれている」
「末永くお幸せにとはいかなかった結婚を描いた曲は不倫、許容による両面感情、殺人さえも含まれる。死んだ者の仇を討つ非常にもっともな動機。癒やしへの唯一の道である理解とはあなたから奪おうとする人の幸せを願うこと。たまに私のことを尋ねてきてくれる祖母のマジョリーが出てくる曲も1曲ある。たとえそれが夢だったとしてもね」
「31歳の誕生日を迎える今週はみんなを驚かせたかったの。みんなは私の誕生日を気にかけてくれて応援してくれて本当によく考えてくれている。だから、今回は何かを届ける機会にしたのよ。今年のホリデー・シーズンは多くの人にとって寂しいものになるのが分かるから、私と同じように人を恋しくなる気持ちを対処するのに音楽を使う人がいるなら、これはあなたのためのものよ」
「次に何を出すかは分からない。最近はたくさんのことで分からないことがある。だから、みんなと繋がり続けることのできるものにしがみついてきた。それはいつだって音楽だったし、これからも音楽だと思う。これが続きますように。ずっと」
アルバムのリリースと同じタイミングで彼女自身が監督したリード・シングル“Willow”のミュージック・ビデオも公開されている。
“Willow”のミュージック・ビデオはこちらから。
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