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テイラー・スウィフトは最新作『フォークロア』に収録されている“My Tears Ricochet”の最初の歌詞を2019年公開のノア・バームバック監督による映画『マリッジ・ストーリー』を観て書いたことを明かしている。

『エンタテインメント・ウィークリー』誌の新たなインタヴューでテイラー・スウィフトは“My Tears Ricochet”についてかつての所属レーベル、ビッグ・マシーン・レコードのトップであるスコット・ボーチェッタと彼女の初期6枚のアルバムのマスター音源を購入したスクーター・ブラウンへの感情に関係しているのかと訊かれている。

スクーター・ブラウンのメディア・カンパニーであるイサカ・ホールディングスは2019年6月にビッグ・マシーン・レコードを買収している。これによって2006年発表のセルフタイトル作から2017年発表の『レピュテーション』まで6枚のアルバムの権利を獲得している。

先月、テイラー・スウィフトはマスター音源が未公開株式投資会社のシャムロック・ホールディングスに再び売却されたことを発表している。「私の音楽が預かり知らぬところで売却されたのはこれで2度目です」とテイラー・スウィフトは当時コメントしている。

テイラー・スウィフトは新たなインタヴューで自身は経験したことがないものの『フォークロア』の曲を書いている時に「離婚を巡る物語や映画、話に非常に触発されている」自分がいたと述べている。

「そうしたもので私が苦しむ理由はないのだけど、でも、突然、自分がそうした体験をしているように感じたの。15年間の関係性があって、それがひどい腹立たしい形で終わったとしたら、いつでもそういうことになるんだと思う」

「だから、私は“My Tears Ricochet”を書いたの。関係性の終わりを実際の夫婦の終わりに喩えながら、思い浮かんだたくさんのイメージを使ったわ。世界で最も信じていた人間が突然、最も自分を傷つける人間になるのよ」

「あの曲の最初の歌詞の一部は映画『マリッジ・ストーリー』を観て、結婚が失敗して、あんなにも破滅的な形で終わるのを知って書いたの」

『マリッジ・ストーリー』は昨年公開の映画で、アダム・ドライヴァーとスカーレット・ヨハンソンが離婚する夫婦を演じている。

テイラー・スウィフトはマスター音源が売却されたのを受けて初期6作の楽曲を再レコーディングすることに取り組んでいる。

『グッド・モーニング・アメリカ』に出演したテイラー・スウィフトは過去の音源を再レコーディングする作業について「素晴らしくて楽しいアドヴェンチャーになっている」と語っている。

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