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トム・モレロとサージ・タンキアンはギャング・オブ・フォーのアンディ・ギルのためのトリビュート・アルバムで“Natural’s Not In It”をカヴァーしている。

アンディ・ギルは呼吸器疾患によって享年64歳で亡くなっている。今年7月にギャング・オブ・フォーは国民保険サービスのために『アンチ・ヒーロー』EPをリリースしている。

現地時間12月2日に2枚組のトリビュート・アルバム『ザ・プロブレム・オブ・レジャー:ア・セレブレーション・オブ・アンディ・ギル・アンド・ギャング・オブ・フォー』が2021年5月にリリースされることが発表されており、アンディ・ギルの好きだったミュージシャンが参加している。

プレス・リリースによれば、カヴァーされる楽曲は40年以上のキャリア全体に及ぶものとなっており、カヴァーするアーティストによって個々に選ばれている。

アルバムからのファースト・シングルとなる“Natural’s Not In It”はアンディ・ギルの65回目の誕生日である2021年1月1日に公開される。この曲にはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロとシステム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアンが参加している。

『ザ・プロブレム・オブ・レジャー』の他の楽曲の同様、トム・モレロとサージ・タンキアンは1979年発表のデビュー・アルバム『エンタテインメント!』からの曲を選んでいる。

「アンディ・ギルはギターの弾き方を変えた数少ないアーティストの1人なんだ」とトム・モレロは語っている。「彼のバンドであるギャング・オブ・フォーはアンディ・ギルによる対決を辞さない狼狽させるような卓越した演奏を前面に据えて扇動的で、完全に画期的な存在だったんだ」

「逸脱したディスコによる略奪のような尖ったインダストリアル・ファンクでギターを脱構築したアンチ・ヒーローのサウンドとその詞の急進的な激しい知性は大きく自分に影響を与えたんだ」

アルバムへの参加アーティストは来年1月に発表される予定となっている。

アンディ・ギルの妻だったキャサリン・メイヤーはアルバムのリリース発表の動画で、アンディ・ギルが『エンタテインメント!』の40周年を記念してこのアルバムをリリースしようとしていたと説明している。

「病院でも2年以上楽しみにしていたこのプロジェクトに取り組み続けたがっていました。そして亡くなる5日前までそうしていたのです」とキャサリン・メイヤーは語っており、死後にアルバムを発表することを「切ない」と述べている。

アルバムのアートワークは長年のギャング・オブ・フォーのファンであるダミアン・ハーストが手掛けている。

https://www.gangoffour.uk/the-problem-of-leisure

ギャング・オブ・フォーは初期の音源をまとめたボックスセットが12月11日にリリースされている。

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