トラヴィス・スコットは記録的となったゲーム『フォートナイト』でのヴァーチャル・ライヴで実際のライヴ以上の売上があったことが明らかになっている。
4月に開催された9分間のヴァーチャル・ライヴは米『フォーブス』誌の報道によればマーチャンダイズの販売も含めて2000万ドル(約21億円)の売上があったという。トラヴィス・スコットは2018年から2019年にかけて4ヶ月にわたって行った『アストロワールド』のツアーにて56公演で5350万ドル(約56億円)の売上を上げており、1公演の売上は100万ドルを切る形となっている。
しかし、9分間だったにもかかわらず、トラヴィス・スコットとエピック・ゲームズはヴァーチャル・ライヴを行うのに数ヶ月を費やしている。『フォーブス』誌によれば、両陣営の間で詳細を決め込む「数ヶ月に及ぶやりとり」があったとのことで、エピック・ゲームズは担当者をカリフォルニア州のトラヴィス・スコットの下に派遣している。トラヴィス・スコットがノースカロライナ州にあるエピック・ゲームズの本社を訪れることはなかったという。
トラヴィス・スコットはヴァーチャル・ライヴについて「無限の喜びを得る」機会だったと評している。エピック・ゲームズは2000万ドルという数字にはコメントしていないものの、トラヴィス・スコットの成功はヴァーチャル・コンサートの可能性を示すものだったと述べている。「状況は変わってきています」とエピック・ゲームズの『フォートナイト』のヘッドであるフィル・ランプラは語っている。
10月にトラヴィス・スコットはプレイステーション5と「戦略的クリエイティヴ・パートナーシップ」を結んだと発表されている。「カクタス・ジャックがソニーやプレイステーションのチームと取り組むすべてを楽しみにしているよ」
翌月、トラヴィス・スコットは同じくパートナーシップを結んでいるナイキでプレイステーション仕様のスニーカーを発表している。ニュートラルな色合いのスニーカーはかかとの部分とソールにプレイステーションのロゴが入ったものとなっている。
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