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ユーライア・ヒープのソングライターでマルチ・プレーヤーのケン・ヘンズレーが亡くなった。享年75歳だった。

ケン・ヘンズレーのマネージメントは訃報を認めて、「急な病気の後、穏やかに」亡くなったと述べている。

ユーライア・ヒープでバンドメイトだったミック・ボックスは「深い衝撃」を受けたとして、「彼の音楽的伝説は人々の心の中で永遠に残るだろう」と述べている。

「彼の美しい妻であるモニカが側にいて、最後の数分も私たちと共にケンをいたわってくれました。私たちは全員予想もしなかった悲劇的な死に打ちひしがれています」とケン・ヘンズレーの兄弟であるトレヴァーはフェイスブックで述べている。

ユーライア・ヒープの在籍中、ケン・ヘンズレーはヘヴィ・ロックにおける鍵盤の役割を浸透させる点で大きな役割を果たしている。ユーライア・ヒープにとって最大のヒット曲の一つである“Lady In Black”を作曲している。

彼は1972年にヨーロッパでヒットとなった“Easy Livin”を初めとした一連のヒット曲も作曲している。

スパイス時代の1969年から彼のキャリアはスタートしており、その後、チャールズ・ディケンズの小説『デイヴィッド・コパフィールド』から取られたユーライア・ヒープに改名している。

ケン・ヘンズレーはユーライア・ヒープで13枚アルバムをリリースした後、1980年に脱退している。1975年にリリースした『幻想への回帰』は全英アルバム・チャート7位を記録している。

バンドの方向性に不満を感じてユーライア・ヒープを脱退した後、ブラックフットやシンデレラといったバンドに加入している。

その後、何度かライヴで再結成を果たしたものの、ここ数十年はソロ作に取り組んでおり、2007年発表の『ブラッド・オン・ザ・ハイウェイ』は伝記的なロック・オペラとなっている。

『ガーディアン』紙によれば、ケン・ヘンズレーは2月にリリースされる新作『マイ・ブック・オブ・アンサーズ』を完成させていたという。ユーライア・ヒープでは長年ドラマーを務めたリー・カースレイクが2ヶ月前に亡くなっている。

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