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ラフ・トレードは現地時間11月5日より2度目の新型コロナウイルスによるロックダウンが開始されることを受けてその期間の販売方法を発表している。

10月31日に首相のボリス・ジョンソンはイングランドで2度目のロックダウンを行うことを発表しており、少なくとも12月2日までレコード店のような生活必需品ではないものを販売する小売店は閉店することとなっている。

ロックダウンの期間はクリスマスまでの繁忙期である第4クォーターに影響を与える形だが、前回のロックダウン時にもレコード店はオンラインを使って販売を行う対策を講じている。多くのレコード店は営業を続けるために通販ないしは店舗受け取りサービスを立ち上げている。

ロンドンに2店舗、ブリストル、ノッティンガムに店舗を構えるラフ・トレードは月曜日から土曜日の午前11時〜18時まですべての店舗で店舗受け取りサービスを開始することを発表している。

ラフ・トレードは今年、ブリストルにEコマース専門の配送センターもオープンさせている。

「消費者の需要が全体的にオンラインになった時、私たちの当面の課題は適時注文に対応できるようにすることでした」とラフ・トレードの取締役であるスティーヴン・ゴッドフロイは語っている。「この新たな専門施設によってファーストクラスのオンライン販売を提供し、迅速な配達による顧客対応をすることができます。そして、初めてサービスを利用する顧客が急増する中、初めての購入後もまた利用してくれることになるのです」

オンラインでの注文に加えてラフ・トレードは電話による店舗受け取りサービスも行う。

新型コロナウイルスによって音楽業界が深刻な影響を受ける中で9月にはイギリスでのアナログ盤の売上が上昇していることが明らかになっている。

一方、イギリスのライヴ業界では新型コロナウイルスによって政府の支援がなければ17万人分の職が失われるという統計が発表されている。

7月、イギリス政府は「新型コロナウイルスの影響を乗り切るために」UKのアート・文化遺産事業に15億7000万ポンド(約2100億円)の包括的支援策を行うことを発表している。

しかし、フリーランスや自営業者、ツアー・スタッフについては首相が発表した雇用維持のための賃金補償から「無視」されているという指摘が上がっている。

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