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スレイヤーのケリー・キングは11月13日にパリのバタクランで起きた、少なくとも89人が亡くなったテロリストの襲撃について語り、ロック・ミュージックにまつわるライフスタイルがコンサートを標的にしたと論じている。

ベルギーのウェブサイト「gva.de」に語ったケリー・キングは、スレイヤーが組織化された宗教についてこれまで歌詞で言及してきたことを含めて、今回の悲劇に対する自身の意見を明かしている。

「テロリストがロック・コンサートを標的にするのに、これだけの時間がかかったことに驚いてるんだ」とケリー・キングは語っている。「奴らは俺たちのライフスタイルが嫌いだし、俺たちの自由が嫌いだし、俺たちが楽しんでるのが嫌いなんだ。もちろん、最悪だけどね」

「今回起こったことで、あらためてバンドが演奏するのを観に行くことの生命の危険をみんな考えたと思うんだ。でも、コンサートを観に行ったり、演奏したりするのをやめてしまったら、テロリストの思い通りになってしまう。重要なのは、続けていくことで、自分のすべきこと、自分の大好きなことをやっていくことなんだ」

ケリー・キングはさらにこう続けている。「俺は組織化された宗教のよくない側面について、たくさんの曲を書いてきた。パリで起こったことはその好例だよね。ISISでも、ISILでも、呼び方はなんでもいいけど、奴らの信じることを俺は信じない。だって、それで死ななきゃならないわけだからね。俺が人生で聞いてきたなかでも最もバカげたことだよ。組織化された宗教のために、人類は何世紀も殺し合いをやってるんだ」

ケリー・キングは同インタヴューでスレイヤーの新作についても語っており、既に7曲が書き上がっていることを明かし、『レペントレス』に続く新作は6年も待つ必要はないとしている。

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