レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやフー・ファイターズのメンバーはアフガニスタン出身のミラキュラス・ラヴ・キッズとガール・ウィズ・ア・ギターと共演して、ユーリズミックスの“Sweet Dreams”をカヴァーしている。
フー・ファイターズのラミ・ジャフィー、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ、ゴーゴーズのキャシー・ヴァレンタインがこのカヴァーには参加しており、リモートで撮影されたミュージック・ビデオと共に公開されている。
公開された映像はこちらから。
ミラキュラス・ラヴ・キッズとガール・ウィズ・ア・ギターはアメリカ人ミュージシャンのラニー・コルドラがムルサルというアフガニスタンの少女と出会って2015年に結成されている。彼女の2人の姉妹はその数年前に自爆テロによって殺害されている。
ミラキュラス・ラヴ・キッズとガール・ウィズ・ア・ギターは暴力の被害に遭っているアフガニスタンのカブール地方の若い女性に発信方法を提供することを目的としている。
2018年にはブライアン・ウィルソンと共演して“Love and Mercy”をカヴァーしている。
ラニー・コルドラは2曲目のカヴァーに“Sweet Dreams”を選んだことについてプレス・リリースで次のように述べている。「私たちはムーディーなことをやりたかったのです。ゴシックな聖歌のような感じです。この曲のダークだけれど、希望のある精神に惹かれたのです」
「この曲の一節『Some of them want to use you, some of them want to get used by you, some of them want to abuse you, some of them want to be abused(あなたを利用したい人がいる/あなたに利用されたい人がいる/あなたを苦しめたい人がいる/あなたに苦しめられたい人がいる)』はこの困難な時代を反映して共感を呼ぶと思ったのです」
「でも、そこから『Hold your head up, keep your head up(堂々と前を向いて/うつむかないで)』という楽観の兆しが人道という面で最悪の体験をした少女たちの声によってやさしく届けられるのです」
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